【なでしこジャパン】ハットトリックのFW菅沢に慢心なし「他にもチャンスがあった」

前半42分にゴールを決める菅澤優衣香

なでしこジャパンのFW菅沢優衣香(30=浦和)がハットトリックでアピール成功だ。

11日に行われたパナマ戦(国立)では、前半9分の先制弾を皮切りに、3得点をマーク。菅沢の活躍もあり、チームは7―0で大勝した。

残り100日あまりとなった東京五輪を前に、なでしこリーグの得点王に3度の輝いた自慢の決定力を十二分に発揮。「代表でのハットトリックはすごい久々。自分自身1試合で3点取れることはなかなかない」と笑みを浮かべた。

とはいえ、満足はしていない。「他にもチャンスがあったので、そこは修正していきたい。残り少ない期間だが、合宿や親善試合があると思うので、そこでしっかりとアピールしながら、チーム力を高めていけたら」とさらなる高みを見据える。

東京五輪の決勝は国立で実施される。「改めてピッチに立った時に、五輪の決勝に立ちたいと思った。自分自身五輪に出たことがないので、まずはメンバーに入れるように、アピールしながら、コンディションを上げていきたい」と闘志を燃やす。

悲願の金メダル獲得へ、なでしこジャパンの点取り屋がチームをけん引する。

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