【マスターズ】松山Vにテレビ解説の中嶋常幸も感極まって絶句 青木功は「待ち望んでいた瞬間だった

中嶋常幸

男子ゴルフのメジャー「マスターズ」(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)は11日(日本時間12日)に最終ラウンドが行われ、松山英樹(29=LEXUS)が1打差で逃げ切り、日本勢初の優勝を果たした。

その瞬間、生放送したTBSの実況は心なしか震えていた。感想を求められた解説の中嶋常幸(66)もすぐには声が出ず、一瞬の間を置いたあとに涙声で「すみません。後半苦しかったから…」。自身も1986年大会で8位などの実績もあるが、松山の快挙には感情を抑えきれなかった様子だ。

また日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(78)は「日本人初、アジア人初となる今回の優勝は、私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者が待ち望んだ瞬間でした。新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、国民の皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中での優勝ということで、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います。今回の優勝は、特にゴルフ界の将来を担う子供たちに大きな夢を与えてくれたに違いありません」と祝福のコメントを発表した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社