徳島県ワーケーション誘客促進事業のモニター事業を株式会社野村総合研究所に実施

(社)そらの郷と(株)ビジネス・サクセスストーリーが連携しワークプレイスラーニングの事前学習会を実施

2021.04.12
株式会社ビジネス・サクセスストーリーhttps://bs-story.co.jp/

徳島県が委託して実施する「スマートライフ先取り!事業者応援事業-ワーケーション誘客促進事業-」において、受託者である一般社団法人そらの郷と株式会社ビジネス・サクセスストーリーが連携し、株式会社野村総合研究所にモニターとして徳島への訪問前に行う事前学習会を実施しました。
事前学習会は、徳島でのワーケーションを有意義にするため、徳島の産業実態や社会課題を事前に学習するものです。

<開催概要>
■モニター事業タイトル:「世界農業遺産の地「にし阿波」で学ぶ持続可能なまちづくり」
■主催:一般社団法人そらの郷(日本版DMO)
■委託先:株式会社ビジネス・サクセスストーリー
■モニター企業:株式会社野村総合研究所
■日時:令和3年2月3日(水)13:00-17:00
■内容:
・「サステイナブルな地域経済と環境」公益財団法人日本生態系協会 専務理事 関 健志 氏
・「三好ジオパーク構想の取り組み」三好市役所ジオパーク推進室 専門員 殿谷 梓 氏
・「徳島県の経済と人口」株式会社ビジネス・サクセスストーリー 代表取締役 川九健一郎 氏

企業においてSDGsやESGの注目が高まる中、地球環境の居住可能性の維持と経済活動について、グローバルリスクというマクロの視点と、日本の徳島という一つの地域の社会課題にフォーカスしたミクロの視点、マクロとミクロを繋いだ講演内容でした。

グローバルリスクは、WORLD ECONOMIC FORUM(*1)による発表において、環境への懸念が今後10年の発生可能性と影響度で上位を占めており、環境問題及びその親和性の高い生物多様性についてのテーマを中心に実施しました。この講演は、日本の環境活動において先駆的な活動を実践している公益財団法人日本生態系協会の関健志専務理事に登壇いただきました。
徳島の社会課題は、日本社会の課題の縮図でもある①人口減少、②伝統的な生活文化の継承、③自然災害による生態系の影響についてでした。特に生態系について特異な地域での四国山間部のユネスコ世界ジオパークの活動について、三好市役所ジオパーク推進室、殿谷 梓専門員に登壇いただきました。
そして、企業の役割が大きな転換期を迎える中で、企業で働く人材は、社会問題や今ある諸問題に対処しながらビジネスを進めていかねばならず、社会課題や環境問題が発生している現場に訪れ、実践的な洞察をすることによる重要性について、株式会社ビジネス・サクセスストーリー川九健一郎代表が登壇しました。

【徳島の伝統的な農法の説明】
世界農業遺産に認定されている「にし阿波の景観」(*2)

「土上げ(さらえる)」土壌が下がるので上げ戻す傾斜地農法の独特な作業

モニター参加者からは、「事前に環境課題や地域の方々の取り組みを聞くことができるのは、聞く側も熱をもらえるので良かった」と好評でした。

今後、株式会社ビジネス・サクセスストーリーと一般社団法人そらの郷(日本版DMO)は、従来の観光とは異なる新たなまちづくりの一環として企業との連携を強化するため、持続可能な環境と経済を視野に入れたワークプレイスラーニング(*3)を展開していきます。

■参考
*1 WORLD ECONOMIC FORUM 「The Global Risks Report 2021」
The Global Risks Report 2021 | World Economic Forum (weforum.org)

*2 徳島県剣山世界農業遺産推進協議会「にし阿波の傾斜地農耕システム」
世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」 | 徳島剣山世界農業遺産推進協議会 (giahs-tokushima.jp)

*3 ワークプレイスラーニング:企業の人材育成の総称(人材育成は、職場を越境した学習経験を含めた教育施策に広がっている)

▼株式会社ビジネス・サクセスストーリーのワークプレイスラーニング
イノベーション研修(越境経験学習によるワークプレイスラーニング)BSS職場外学習 | Business Success Story (bs-story.co.jp)

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