東京土産の定番「東京ばな奈」や「シュガーバターの木」などをプロデュースするスイーツブランド「銀のぶどう」から、今春誕生した新ブランド｢BUTTER STATE's（バターステイツ）｣。その名の通り“バター”が主役！4月14日に西武池袋本店、4月16日には大丸東京店に常設店がオープンします。一足先に試食会に参加させていただいたので早速レポートします！
「銀のぶどう」8年ぶりの新ブランド本格バタースイーツ専門店｢BUTTER STATE's｣
少し加えると一気に贅沢感が増し、食べたときの懐かしさや幸せな記憶をも引き出す“バター”。豊かな香りに包まれたバタースイーツをコロナ禍の日常のほっとしたひとときに添えたい、という想いで生まれました。
バターを追求した3人のシェフパティシエ（金井幹雄さん、小林正人さん、竹内貴江さん）が腕によりをかけたバタースイーツ。国内外のバターの中から厳選した北海道バターを練りこんだ焼き菓子と、「多層多感」をテーマにしたフレッシュケーキ12種類をお届けしています。そのカラフルなラインナップの数々は、まさに“バター合衆国”！4月1日にオンラインサイトでの先行受付を開始したところ、開始23分で初日予定数の1000個が完売するほどの注目度の高さです。
代表菓子は驚きの分厚いクッキー「バターステイツ」
約2cmの厚みで独特の形をしたクッキーに見えないクッキー！
通常の焼き菓子には4分の1ほどのバターを使うところ、こちらには“3分の1と少し”という極限の量を生地に練り込んでいるとのこと。型抜きを使わず、長時間かけじっくり焼き、バターがなだれた瞬間に焼き止めます。バターと一緒に徐々に広がる生地は自然と火山のような形となります。
お味はベーシック・ショコラ・アーモンド・ベリーシュガー・ブリュレの全5種。開封したら、まずは袋の隙間から香りを楽しみましょう！
純粋にバターの香りを堪能する「ベーシック」。厚いクッキーの周りは砂糖が壁となり、外側ザクザク、中はサクサク！香りあふれる“最高峰にして最香峰”と謳う自信作です。
甘さ控えめでココアがビターな「ショコラ」（上）、キャラメルとナッツの食感が二重で香ばしい「アーモンド」（右）、外側の苺スノーの甘酸っぱさとバタークッキーの対比が楽しい「ベリーシュガー」（下）、カスタード風味がほろ苦い「ブリュレ」（左 ※夏季は休止）。
焦がしキャラメルソースをのせたやわらかなクリームの下には、キャラメルクリームを忍ばせて、クッキーなのにケーキのような贅沢感！
噛むほどにバターがあふれるような口溶けは、生地にバターが極限まで練り込まれているからこその、“最香峰”かつ“最厚”な5種類。「トースト1枚を焼くように軽く焼くと、焼き立てのようなおいしさを再現できますよ」とシェフパティシエの山内さんが教えてくださいました。実際焼いてみると、手にとる瞬間にバターのジュワッと感があり、香り・コク・至福度は増しました！
万華鏡のような彩りがかわいらしいパッケージで、1種3個入・3種5個入・5種21個入などギフトボックスも用意されています（388円〜・税込）。
コフレ（缶）もあり、おいしさの余韻を手元に残せますね（賞味期限は24日間）。
また、バター・白餡・アーモンドクリームをバター入りの生地で包んだ「バターステイツケーキ」も登場しています。
水分が飛ばないよう短時間で焼き、表面ツヤツヤ、中はしっとり。ぜひ常温で和洋菓子のハーモニーをお楽しみください（4個入648円〜・税込/賞味期限は14日間）。
重なる美層「スーパーレイヤード」シリーズ
「アプリコットたっぷりケーキ バターメルティ9層仕立て」（左上）、「グラニースミスアップルとキャラメルのNYケーキ」（左中）、「香る4種ベリーのケーキ ピスタチオバター添え」（左下）、「カリカリくるみとミルクショコラの香ばしケーキ」（右上）、「コク果実&木の実のケーキ ハニーメープル風味」（右中）、「マンゴーづくしの南国ケーキ パッション風味」（右下）の6品。
「コク果実」とは、ドライフルーツなど“コクのある果実”を表現していて、見た目もお名前もオシャレですね。
ラズベリー・ストロベリー・ブラックベリー・クランベリーを使った「香る4種ベリーのケーキピスタチオバター添え」（648円・税込）。フランボワーズのジュレ、苺のソース、ピスタチオバターのクリーム、アーモンドプードルのダックワーズの春色の9層。
華やかなベリーにコックリとしたピスタチオバターが風味よく。アーモンドの砂糖がけを食感が飽きない楽しさ。シェフパティシエ金井さんによりますと、10分ほど常温に置くとバタークリームのコクとなめらかさがより引き立つそうです！
アルフォンソマンゴーとアップルマンゴーを、ジュレ・ムース・コンポートにして重ねた「マンゴーづくしの南国ケーキ パッション風味」（594円・税込）。下層のコンポートは口の中でブルンという立体感があり、ケーキなのに果実感満載。ダックワーズを土台にミルキーで食べやすいです。インドネシアで3年間過ごされたシェフパティシエ小林さんだからこそ表現できた繊細かつ濃厚なマンゴーケーキです。
シェフの個性が輝く「スタンダード」シリーズ
「チョコがけシュクセ皿にのせて【デセールシェフのモンブラン】」（左上）、「【360°】ダブルチーズ」（左下）、「葉つみミントでチョコミント」（中上）、「苺のショートケーキ いちご2層のベリーマッチ」（中下）、「苺しぼりのジュレムース」（右上）、「7層もの食感 チョコレートフルコース」（右下）の6品。
スフレ作りで失敗時にできる“溝”をヒントに創作された「【360°】ダブルチーズ」（594円・税込）。ニューヨークチーズケーキの中央の溝にレアチーズケーキを流した作りです。フォークがすぅと沈むレアチーズはスッキリとした甘さで淡い口溶け。ニューヨークチーズケーキは濃く、硬すぎず柔すぎない理想的な弾力。下のクランブルはバターを絡ませ、しっとりとしたザクっと感！1つで食べ比べにウキウキするチーズケーキです。
魅惑の漆黒「7層もの食感 チョコレートフルコース」（594円・税込）。チョコレートソースが包み込むのは、ビターなカカオ75%のクレームショコラ、ベリー系の酸味があるマダガスカル産クリオロ系、炭火焙煎のオリジナルクーベルチュールという、めくるめくチョコのオンパレード。ムースの中にはチョコでコーティングしたパフが隠れ、下には、歯切れよいヘーゼルナッツのフィヤンティーヌとブラウンシュガーのサブレが重なり、カカオの力強さと後口の切れのよさは大人向けでありながら、ポップな食感も楽しめます。
豊かなバター合衆国へ出向き春を彩ろう
ちなみに、「シュガーバターの木」の定番「シュガーバターサンドの木」もバター感をアップ！新作「焦がしキャラメル」「地中海レモン」も続々登場しており、こちらも合わせてチェックしたいスイーツです！
ショッパーは春と同じくパステルカラーで心も弾む「BUTTER STATE's」。自分へのご褒美に、東京の新しいお土産として、心に残るお菓子の想い出に、ぜひ選んでみてはいかがでしょう。
BUTTER STATE's
HP：https://www.butterstates.jp/
オンライン先行受付：https://www.paqtomog.com/shop/default.aspx
西武池袋店（4月14日オープン）
住所：東京都豊島区南池袋1-28-1
営業時間：月〜土10:00〜21:00、日祝10:00〜20:00
交通：「池袋駅」東口から徒歩約2分
大丸東京店（4月16日オープン）
住所：東京都千代田区丸の内1-9-1
営業時間：10:00〜20:00
交通：「東京駅」八重洲北口改札すぐ
［All photos by kurisencho］
■あわせて読みたい
３カ月待って入手した本気のバターサンド「CANOBLE THE BUTTER SAND」実食レポ
エシレ バターが贅沢！ほろほろ食感も楽しいエシレ・パティスリー オ ブール「サブレ グラッセ」
【東京ギフトパレット】希少なあんこと濃厚バターに癒やされる！「岡田謹製あんバタ屋」
【東京ギフトパレット】パリパリ食感のチーズパイ！「マイスターチーズ」を実食ルポ
