「私の夫は冷凍庫に眠っている」本仮屋ユイカ、白洲迅、青柳翔が作品とは“真逆”の爆笑生配信

テレビ東京系で4月10日にスタートした、サタドラ「私の夫は冷凍庫に眠っている」(土曜午後11:25)の初回放送当日に、直前生配信イベントがLINE LIVE等で実施され、主演の本仮屋ユイカ、共演の白洲迅、青柳翔が登場。撮影の裏話やゲームコーナーなど、ドラマとは正反対に爆笑連発の内容で視聴者を楽しませた。

ドラマは、原作・八月美咲氏、コミカライズ・高良百氏の、人気小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿され話題となった作品がベースになっている本格ホラーサスペンス。「この人がいる限り、自由な生活は手に入らない」。そう思ってきちんと殺害したのに、その相手が普通に帰ってきた!? そんな2人はどのように同居するのか? 夫をあやめる闇深い主人公・如月夏奈を演じる本仮屋と、殺されたはずの夫・佐藤亮役の白洲、亮が勤めることになる不動産取引会社の上司・唐沢幸介役の青柳のほか、おかやまはじめ、浅田美代子、斉藤由貴ら個性的なレギュラーキャストが脇を固める。

イベントでは、冒頭から白洲がどこにいるかを当てるゲームコーナー「妻ならわかるよね? 本物の亮は誰!?」がスタート。男性5人の後ろ姿から本物を当てるのだが、本仮屋と青柳は自信があると豪語。ところが白洲はセットの冷凍庫の裏から登場し2人を驚かせた。

3人そろったところで、さらにペンギンを落とさずにオモチャの氷をハンマーで取り除いていく「私のハンマーはペンギンの運命を握っている」ゲームで盛り上がる。負けた本仮屋が罰ゲームとしてペンギンのかぶり物をしてスクショタイムが行われることになり、一同をにらみつける本仮屋の表情を見て、白洲は「夏奈入ってます(笑)」と爆笑。本仮屋は「もう、やめていいですか。私もう33歳なんです。結構いい年になりまして、皆さんすみません(笑)」と終始照れながらのスクショタイムを終えた。

その後、ドラマの撮影を振り返り、カメラが回っていない時の本仮屋の様子について、青柳が「現場では、撮影に集中している姿しか僕は見ていないですかね。すごくストイックに臨んでいる印象ですかね」と話すと、白洲は「毎日、床で寝てました(笑)。控え室というか待機場所が一緒でよく一緒にお昼休憩とか、ご飯を食べてたんですけど。食べ終わってから、たぶん作品をよくするための仮眠ということで、奇麗に床で(笑)」と暴露。

本仮屋は「それ言わないで!(笑)。やっぱり俳優さんと一緒のお部屋を使わせていただくから、ちゃんとしなきゃと思ってたんですけど、優しいから『いけるな』と思って毎日寝てたんですけど。でも一切物音を立てずに出入りしてくれて、しかも私が寝るタイミングを完全につかんでらっしゃって、『あれ? 今日、短くない?』とか『寝てたと思ったのにいいの?』とか言ってくれたりして、優しい人だなあって思ってました。空間の察知能力と人への気遣いの仕方が、すごく大人な人だなと思って、ガッツリ甘えてグッスリ寝てました(笑)」と明かした。

青柳については、本仮屋が「青柳さんは、立ってるだけで“いい人”というのが、すごく分かる感じでした。人見知りせずに『昨日何食べたの?』って、そのまま聞けるようなフランクさがにじみ出てて、こんなにいい人が、あのちょっと怖い役をどうやるんだろうって思ってたんですけど、お芝居に入ると一瞬で空気変えてたので、さすがだなと思って見てました」と称賛。

白洲に関しては「迅くんは、ずっとお芝居のことを考えている感じはしましたし、ギリギリまでかなり細かく監督の要求に応えていました。完全に本番に合わせてきっちり持ってくるから『ああ、この人すごいプロフェッショナルなんだな』って。でもプライベートはリップクリームをすごい塗る人です。めちゃリップクリーム塗ります。ハンドクリームも(笑)」と明かすと、白洲はその場でもリップクリームを塗って見せ、場を沸かせ「ハンドクリームは、普段そんなに塗らないけど冬場は乾燥するのが苦手なんですよ。普段から意識高い系男子ではないです(笑)。リップに関してはルーティンの一つですね」と答えた。

青柳は、自身が演じるドラマオリジナルのキャラクター・唐沢について「不動産の取引を仲介している役で、なんと説明したらいいか本当に分からないですね。2話から出るんですけど物語にもすごく絡んでいくので、そこは見ていただくしかないという、なんとも言いづらいですね。監督とも相談させていただいて、『青柳くんがやるんならこういうふうにやった方がいい』っていう考えで(アドバイスをもらって)、やらせていただきました。現場がほとんどライブみたいな現場だったので、すごく刺激的でしたし、それだからこそいいシーンが撮れたのかなと思っています」と役柄を紹介しつつコメント。

本仮屋は「私は、すごく闇を背負った女の子の役で、婚約者で夫になるはずだった男を殺してしまって、そしてその彼が帰ってきて、一緒に生活をし始めるっていう。普通の女の子とはかなり違う感じですね。とてもおびえてるけど、自分の幸せ、自分の人生に向かって、『こんな手段を取れるんだ』っていうすごく勇気を持った女の子なので、すごく怖い話ではあるんですけど、見終わった後は『ああ怖かった』というよりは、最終回ラストの大ラスは、かなり希望が持てる、爽快感がある最終回に仕上がってます」と先の展開をほのめかした。

白洲は「殺したはずの男が現れるという、そこがよく分からないと思うんですけど、それはネタバレになってしまうので言及できないです。彼は彼でものすごくいろんなものを抱えていて、すごく苦悩している人間なのかなって。でもその表現のし方が、彼もまたちょっと特殊で。そんな特殊な夏奈と、すごく化学反応というか響き合ってしまって、いろんなことが起きるっていう作品なので。ぜひ推理もしてほしいし、一人一人の人間同士の恋愛面でもあったりとか、お互い抱えているものが目まぐるしく融合していく作品なので、そこを楽しんでもらえたらなと思います」と見どころを示唆した。

また、視聴者から寄せられた「凍るような出来事は?」という質問に、本仮屋は「基本的に現場がすごい寒かったんですよ。めちゃくちゃ寒くて、控え場所には灯油を使ったストーブを置いてくださったんですけど、灯油がある日切れて、3時間マジで何もない中で待機したのは、亮が凍る前に夏奈が凍ると思って(笑)『死ぬかもしれない』と思ってマネジャーさんに『灯油が切れました』って連絡するぐらい凍えました」と答えた後に、「その日、迅さんは?」と意味ありげな視線を白洲に向けた。

視線を受けた白洲は「えっと…温泉に行ってました」と白状。「撮影をしていた近くに温泉があって、その日、僕は早く終わったのでちょっと…。温泉大好きなので温く温くと(笑)」と明かすと、本仮屋は「斉藤由貴さんも浅田美代子さんも『うう〜』って言ってるのに(笑)」と責め、笑いを誘った。

「御法川修監督の印象は?」という質問に、本仮屋は「魔術師みたいな人でした。何か私たちを催眠にかけるような感じで、この怪しい世界に導いてくれる人でした。監督自身がこの世界の住人みたいな怪しさを持ったとてもパワフルな方でした。だから御法川監督じゃなかったらこの世界観は作れなかったと思います」と述べ、白洲も「すごく分かりやすくこの世界観を説明するって、ものすごく難しいと思うんですね。それをどうにか、いろんな形で。例えば、ある絵を持ってきてくださって『こんな感じでいきたいんだよね』とか、それは言葉じゃなかなか伝わらないものだから。色合だったりとか、もちろんそれが今回の作品の画(え)の色合にも出ているし。御法川さんが僕らをその世界に連れて行ってくれたなと思いますね」と、監督によって世界観を共有できたと語った。

青柳も「まず第一に真摯(しんし)ですね。とてつもなく。作品に対してもそうですし、人に対してもそうですし、スタッフさんに対してもそうですし。すごく真摯な方だと思いましたね。かつ割とスケジュールがタイトだったんですけど、そこに甘んじることなく強い精神を持っているというか、すごくすてきな監督だと思います」と絶賛した。

生配信イベントの終盤には19万人の視聴を記録し、最後に本仮屋は「今、見てくださってる、あなたがいたからこそ今日こういうすてきな時間を持つことができました。本当にありがとうございます。この作品は、日本のドラマ界に挑戦状をたたきつけたような作品だと思っています。なので、普段ドラマを見ない方も『え? 今、日本のドラマってこんなになってるの!?』って、ちょっとビックリするような展開とクオリティーを保った、かなりぜいたくな作品になりました。そして、こんなに和気あいあいとしていた私たちは、今夜かなり違う表情をドラマでは見せているので、心の準備をしてからご覧になってくださったらうれしいです」とアピールし、MATSURIによる主題歌「金魚すくい」のミュージックビデオで締めくくった。

なお、Twitterで実施された「#私の冷凍庫には〇〇が眠っている」キャンペーンの当選者決定会も行われ、生配信に向けて700通以上の応募者の中から5人が選ばれた。当選者にはテレビ東京ダイレクトから虎ノ門市場グルメ「スペアリブ」がプレゼントされる。

第2話は4月17日放送。殺害したはずの亮がなぜか生きているが、遺体は冷凍庫で凍ったまま。殺害だけでは足りないと考えた夏奈は、恐ろしいくわだてを思いつく。翌日、亮は人が変わったかのように職に就くと発言。夏奈は亮に弁当を用意し、面接に送り出す。その直後、向かいに住む作家・孔雀(斉藤)が訪ねて来る。手土産は半年前、夏奈と亮が出会った店のケーキで…。

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