三浦・岬陽小の存続求め1200人署名 市に陳情書 神奈川

三浦市役所

 神奈川県三浦市の小学校統廃合計画を巡り、市民団体「岬陽小学校の存続を求める会」は9日、1212人分の署名を添えて同校存続を求める陳情書を市に提出した。

 市の「学校教育ビジョン」は2025年度をめどに三崎地区の3校を1校に統廃合することを盛り込んでいる。陳情書では通学の安全、教育の質向上、避難所確保などの面から統廃合の問題点を指摘。同小で教諭経験のある同会の伊藤令子代表は「岬陽小は開校66年たち地域との関係も密接。3校を1校にするのは乱暴すぎる」と訴えた。

 同様の陳情書は既に三崎地区の名向、三崎両小の保護者らも提出し、署名は3校で延べ4738人に達した。3団体は同日、連名で三崎地区小学校の存続を求める陳情書を提出した。

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