<レスリング>13日からアジア選手権…男子グレコローマン・チームが最終調整

 

シニア初の国際大会に挑む63kg級の清水賢亮(拓大)

 【アルマトイ(カザフスタン)、文・撮影=布施鋼治】2021年アジア選手権は4月13日、カザフスタン最大の都市アルマトイのボランスーラック・スポーツセンターで開幕する。第1日は男子グレコローマンの55・63・77・87・130㎏級の5階級。

 日本チームは12日、午前11時すぎから同スポーツセンターに併設されたウォーミングアップ場で最終調整に励んだ。昨年12月の全日本選手権63㎏級で初優勝を遂げた清水賢亮(拓大)は、初めてのシニアの国際大会出場なだけに張り切る。「海外の大会には世界カデット選手権と世界ジュニア選手権に1回ずつ出ているけど、今回は自分の力がどこまで通用するのか。エントリーを見たら、すごい選手ばかりなので、今から楽しみ」

 その中には、清水が以前から憧れている2016年リオデジャネイロ・オリンピック59㎏級銅メダリストのエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)の名も。「タスムラドフのスタイルを真似たりしたこともあります。身体能力が高く、投げがすごく上手な選手。ディフェンス能力も高い。できれば、直接対決してみたい」

 東京オリンピック・アジア予選以上の熱戦が繰り広げられるか。

大会前、最後の調整に励む男子グレコローマン・チーム

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