酒井法子いまだ〝逃走中〟歌手復帰の主演ドラマ会見は異例のリモート出席

会見にリモート出席した酒井法子。左は石黒賢

〝マスコミアレルギー〟はいまだに強い? 歌手の酒井法子(50)が12日に都内で行われたネットドラマ「プロデューサーK パート4」(10月にDVDリリース&ネット配信予定)の記者会見に出席。ただ、キャストの中で唯一、リモートで参加する異例の形を取った。酒井は2月に主演映画の舞台あいさつを〝拒否〟したと報じられていて――。

同作は、俳優の石黒賢(55)がダイエット番組のプロデューサー・神山大可を演じ、本人役で出演する悩める女性芸能人と奮闘するシリーズ。今回が4作目で、酒井は〝酒井法子が歌手として復活する〟という内容だ。

酒井のドラマ出演は、2013年のBSジャパン(現BSテレビ東京)「黒い報告書 女と男の事件ファイルⅢ『誤解』」以来8年ぶり。

迎えた12日の会見場には、石黒や女優の南沢奈央(30)らキャスト6人が駆けつけたが、酒井だけが唯一、リモートで参加。「今でもファンには『アイドル』と見られることもある」と石黒からモニターを通して指摘されると「おこがましいです」と照れ笑いを浮かべた。劇中では、自身の代表曲「碧いうさぎ」(1995年)をリメークして歌唱するシーンもあるという。

それにしてもなぜ、会見場に現れず、リモートでの参加だったのか。制作サイドに理由をたずねたが、「別の仕事があって忙しいそうです」と奥歯にモノが挟まったような回答だった。

酒井といえば、今年2月に公開された主演映画「空蝉(うつせみ)の森」で、舞台あいさつの出席に応じなかったなどと週刊新潮で報じられた。一般的に主演が舞台あいさつに立たないのは極めて異例のこと。この日の会見といい、マスコミから〝雲隠れ〟するケースが続いているわけだ。

この理由をめぐってはまず、新型コロナウイルスの感染を防ぐためが考えられる。他にも、2009年の薬物事件でかくまってもらった知人側から建物を明け渡すよう18年に民事訴訟されて今も係争中だったり、元夫の高相祐一氏(53)が昨年10月に薬物事件で逮捕されて先月に有罪判決を受けたり――と、〝懸案事項〟はある。

ただ、酒井が会見に応じようとしないのは数年前からだという。

「のりピーはちょくちょくディナーショーなどイベントを開催していますが、基本的にマスコミの会見を避け続けています。当たり障りのないような企画のインタビューだけ受けているようです」(芸能関係者)

その理由は〝マスコミアレルギー〟ではないかという。

「09年の薬物事件以降、狙い続けたマスコミとは距離を取ると決めたといわれています。いまだに〝アレルギー〟は強いようです」(同)

当時、高相氏が東京・渋谷で違法薬物で逮捕された際、酒井も尿検査を求められたが「この辱めをどうしてくれるの!」と言って拒否したとされる。そして「子供を預けている」とその場を去り、元人気アイドルによる前代未聞の〝逃走劇〟が始まったのだ。

「間もなく酒井にも逮捕状が取られ、警察は行方を追いましたが、メディアも追いかけて取材合戦。それを忘れていないのでしょう」(週刊誌関係者)

とはいえ、すでに10年以上が経っている。ファンはディナーショーだけではなく、さまざまな局面で酒井のことを知りたいはず。〝マンモスうれピー〟表情で話してくれる日はもう来ないのだろうか。

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