ネイマール、390億円でレアル移籍寸前だった…元代理人が暴露

2017年にバルセロナからPSGに電撃移籍したブラジル代表FWネイマール。

かつて彼の代理人を務めていたワギネル・ヒベイロ氏が『L'Equipe』のインタビューに応じた。

ネイマールのことを12歳の頃から知っているという同氏によれば、彼が13歳の時にレアル・マドリーからオファーを受け取っていたそう。

また、2010年にはチェルシーからオファーがあったほか、2019年にPSGからレアルに移籍していた可能性があったことも暴露している。

ワギネル・ヒベイロ(ネイマール元代理人)

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レアルでの入団テスト

ネイマールは13歳だったが、センセーションを巻き起こした。

彼の父と私と20日ほどを過ごした。マドリーは彼を大いに気に入り、喜んで金を支払おうとしていた。

だが、サントスの会長が電話をかけてきて、84万ユーロ(1.09億円)と月1万ユーロ(130万円)を提示した。

当時のネイマールの稼ぎは700レアル(1.3万円)だった。父親はブラジルに留まるほうがいいと考えた。

彼はマドリーで素晴らしい時間を過ごしたし、ハッピーだった。だが、泣いてもいた。

私は母親にも電話をかけた。彼は母と妹から離れたくなかったのさ」

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2010年のチェルシー

彼らはかなりの金を提示したが、ネイマールは行きたがらなかった」

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レアルとバルサの争奪戦

フロレンティーノ・ペレス会長は自分が手にしたと思っていた。彼は私が提示したオファーを受け入れた。

4000万ユーロ(52億円)をサントスに支払うことも、我々が要求した全てに従うこともいとわなかった。

ただ、父親が時間をくれと求めた。ネイマールはバルサのほうを好んでいたからね。

すると、マドリーは3人のマネージャーと弁護士を送り込んできた。20日が経ち、『頼む、明日サインしよう!』と言われたよ。

だが、ネイマールはマドリーに行きたがらなかった。彼はバルサでプレーしたかった。私はマドリーに行ってほしかったが。

一方、バルサの会長サンドロ・ロセイは私が交渉に参加することを望んでいなかった。

私を除外したし、ネイマールのバルサ移籍のために私に金は支払わなかった。

彼らはネイマールの父親に接近したアンドレ・クリと組んだ。私はネイマールの移籍で何も得られなかった」

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ネイマールがバルサを選んだのはメッシ

メッシとプレーしたかった。それが彼の選択だった。

自分にとっていいものではなかったが尊重した。

彼が契約した時に紹介されたが、屈辱を感じた。彼らは私を参加させなかった。

私はフロレンティーノ・ペレスと仲良しだったので、彼らは全てから私を除外した。アンフェアだった」

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2015年時点でのPSGとネイマールの接触

本当だ。私がPSGのスポーツディレクターに伝えたんだ、ドリームチームを作るなら彼が必要だと。

2016年夏にイビサで会った、ネイマール、父親、PSGのナースル・アル・ハライフィ会長、スポーツディレクターがね。

ホテルの最上階だったので、誰も我々を見ていない。

ネイマールは1100万ユーロ(14億円)を稼いでいたが、ナースルは26(00万ユーロ?=33億円)を提示した。

我々は4000万ユーロ(52億円)を要求すると、彼は検討すると答えた。

彼はホテルチェーンの株やプライベートジェットを与えるとしたうえで、エッフェル塔に彼の名前をつけるとまで言った。クレイジーさ。

だが、移籍を阻んだのは、FFPだけではなかった。ネイマールもパリに行きたくなかったんだ。彼はバルサでハッピーだった。

父親は契約更新交渉を利用して、年俸2800万ユーロ(36億円)を勝ちとった」

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PSG移籍から2年後に退団を画策

当時の彼はレアル移籍に近づいていた。

マドリーは彼のために3億ユーロ(390億円)を支払うつもりだった。フロレンティーノが私に言っていたんだ。

だが、ナースルが拒否した。『10億ユーロでもないし、彼は去るつもりはない!』と言われたよ」

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2019年にPSGからレアルに移籍する可能性があったものの、PSG会長が390億円のオファーを断っていたとか。

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