日本による汚染処理水の海洋放出、台湾も注目―米華字メディア

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2021年4月12日、米華字メディア・多維新聞は、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出について、台湾政府も強い関心を持っていることを明らかにしたと報じた。
記事は、「汚染水を浄化した処理水を人体にとって無害なレベルにまで希釈した後、海に放出する」という日本政府の方針を説明する一方で、ALPSと呼ばれる放射性物質浄化装置によって処理されてもトリチウムなど一部の放射性物質は除去することができないとされており、日本の漁業関係団体や周辺国から続々と懸念が示されていると伝えた。
その上で、台湾・国民党の温玉霞(ウエン・ユーシア)立法委員が12日、台湾立法院で開かれた「新南向政策」に関する報告質問会で日本による汚染処理水の海洋放出問題に言及し、「台湾外交部として国際記者会見を開き、日本に抗議を行うつもりか」と質問したことを紹介した。
この質問に対して台湾外交部の田中光(ティエン・ジョングアン)政務次長は「日本による汚染処理水放出問題は、台湾のみならず日本の漁業関係者も非常に注視している。台湾外交部は駐日代表処に対し、強い関心を持っていると日本側に伝えるとともに、進展状況を把握するよう指示した」と答弁したという。
また、田氏が「台湾は日本と2014年に『原子力エネルギー情報交換覚書』を締結しており、日本側が何らかの変更を行う場合、事前に台湾に通知しなければならないことになっている」ことを強調したと伝えた。(翻訳・編集/川尻)