諫干請求異議差し戻し審 和解へ積極方策を市民団体が要望書

 市民団体「諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める会」(古賀勝さんら代表世話人)は12日までに、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門確定判決(2010年)を巡る請求異議訴訟差し戻し審に関し、和解に向けて積極的な方策を取るよう求める要望書を福岡高裁に提出した。
 4113筆分の署名を添えた。署名は同会が、2016年から昨年2月にかけて諫早市内などで協力を呼び掛けた。要望書では開門の影響を懸念する農業者、閉め切りと漁業被害との因果関係を訴える漁業者双方の要望がかなう解決策を国に促すよう求めた。

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