「東アジア文化都市2021」が敦煌の魅力を紹介

China Dunhuang Event Year(中国敦煌イベントイヤー)の開幕式

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【敦煌(中国)2021年4月12日PR Newswire=共同通信JBN】古代シルクロードの主要な歴史・文化的なランドマークを強調する20を超す活動が4月9日、中国北西部・甘粛省の敦煌でのCulture Cities of East Asia 2021(東アジア文化都市2021)開幕式で披露された。開幕式は、中国、日本、大韓民国(ROK)の間で年間を通じて行われる文化交流イニシアチブの一環だった。

中国文化観光省のZhang Xu(張旭)副大臣は、「East Asia Capital of Culture(東アジア文化の都)」は3カ国の指導者会合での合意内容を実行する重要な取り組みであり、3国間の文化交流の旗艦ブランドになったと述べた。

2020年、中国の紹興と敦煌、日本の北九州、韓国の順天が2021年の東アジア文化都市に選定された。

He Wei甘粛省副省長は、甘粛省は東アジアの他の文化都市と協力し、「平和と協力、開放性と包摂性、相互学習と相互利益」の精神を堅持し、地域発展と世界平和を促進すると語った。

志水史雄・在中国日本大使館特命全権公使は、「東アジア文化都市」の都市がさまざまな文化交流活動を実行し、3国間の相互理解の促進に新たな貢献を行うことを期待すると述べた。

Kim Byungkwun在中国西安韓国総領事は、今年の東アジア文化都市は、中日韓の文化的多様性を尊重するという貴重な概念を堅持しながら文化的発展を推進していると語った。

China-Japan-ROK Dunhuang Cultural Exchange Exhibition(中日韓敦煌文化交流展)を含む4つの展覧会は、伝統的な敦煌壁画作品のレプリカ、3Dプリント彫刻作品や高忠実度デジタル壁画などのハイテク展示作品を披露する。

敦煌はシルクロードの歴史において重要な役割を果たし、中国の東アジアの隣国の文化と歴史に影響を与えた。日本の奈良県の仏教寺院、法隆寺は中国の敦煌壁画の様式を踏襲した仏教壁画で飾られた。Dunhuang Manuscripts(敦煌写本)には、唐王朝時代に中国を訪問している際に仏教に関心を持ったKim Gyo-gakという名の新羅の王子の来訪を記述する詩句もある。1950年以来、敦煌の芸術は日本と韓国で幾度も展示されている。3カ国は、文化遺物の保護技術と人材育成で交流と協力を維持してきた。

ソース:Gansu Provincial Department of Culture and Tourism

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