船大工の職人技が往年の名機をよみがえらせた-企画展「大空に翔る!ステンレス飛行機」開催中!

[岐阜県笠松町]

 往年の名機が勢ぞろい-。岐阜県笠松町の「笠松町歴史未来館」で、大空に翔(かけ)るステンレス飛行機の企画展が始まり、ステンレス鋼でつくられた旧日本陸海軍の戦闘機や爆撃機の模型が来場者の目を楽しませています。5月16日まで。

 出展者の後藤勝さんは93歳。江戸時代から続く船大工の家に生まれ、自身も船大工として木造舟の建造に携わり、木曽川水運の中継地として栄えた〝川湊(かわみなと)〟笠松の礎を支えました。

 その後、舟運業界の斜陽化とともにステンレス加工業に転身。仕事の傍ら趣味として息子の志郎さん、導治さんとともにステンレス航空機づくりを手掛けるようになりました。

 今回、出品されたのは、『零式艦上戦闘機』(零戦)や練習機『赤とんぼ』、海軍最大の航空機『二式大艇』、前翼型の独特の機体が特徴の幻の戦闘機『震電』、特攻機『桜花』など32機種35機。いずれも設計図を基に30分の1のスケールで精密に仕上げた力作です。

 会場には、20分の1の木造舟もあわせて展示。ぜひこの機会に笠松が誇る匠(たくみ)の技の素晴らしさをご堪能ください。

【期間】2021年4月3日(土)~5月16日(日)

     午前9時~午後5時

     休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)

【場所】笠松町歴史未来館(岐阜県羽島郡笠松町下本町87)

     入館料無料

     058-388-0161

 詳しくは町ホームページをご覧ください。

 https://www.town.kasamatsu.gifu.jp/docs/2021030200022/

★笠松町の紹介★

 岐阜県南部の濃尾平野に位置する木曽川流域の町。江戸幕府の直轄地として郡代陣屋が置かれ、木曽川の舟運の中継地として美濃・飛騨はもとより全国の物資の集積地として賑わいをみせた。現在は航空宇宙産業に携わる企業もあり、未来へのびゆく町として期待されている。

企画展「大空に翔る!ステンレス飛行機」のポスター
夜間戦闘機「月光」
一式戦闘機「隼」
二式飛行艇「二式大艇」とそれを守る零戦3機
笠松湊最後の大船大工 後藤勝氏の紹介
笠松町歴史未来館の外観