【競泳】松元克央 男子自由形85年ぶり五輪金メダルへ「プラスで積み上げられたら」

まだまだ上を狙う松元克央

競泳男子の東京五輪代表・松元克央(24=セントラルスポーツ)が〝一番ガツオ〟へ視界良好だ。

東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の男子200メートル自由形では、自らの日本記録を0秒48更新する1分44秒65で優勝。2016年リオデジャネイロ五輪金メダルと同タイムをマークしたが、レース後にガッツポーズは見られなかった。

その理由について、13日のオンライン取材で言及。「本当によかったよかったみたいな感じ。ここ(日本選手権)が僕の中でのメインではない。順調に強化できているなとタイムを見て思っただけ」と明かした上で「自分自身がそんなにすごいと思わない。(指導を仰ぐ)鈴木陽二先生(71)が『いつもまあまあ』って言うので、自分自身でもまあまあなんだなって思う」と謙遜気味に語った。

好記録を出しても見据えるはあくまで東京五輪。「五輪の本番をやるだけなので、今まで積み上げてきたものをさらにプラスで積み上げられたら」。日本男子自由形史上85年ぶりの五輪金メダルへ、カツオに気の緩みは一切ない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社