5回までの無安打無失点投球が一転…。西武・松本航投手(24)が13日の日本ハム戦(メットライフ)で5回0/3、1安打6四死球3失点で降板した。
前回6日の楽天戦(メットライフ)では初回に4連続四球から失点するなど、4回5四球2失点で負け投手となっていた松本。その汚名挽回と臨んだこの日の初回、いきなり先頭・西川に四球を与えてしまう。課題の立ち上がりから乱れる制球に暗雲が立ち込めたメットライフドームだったが、松本はこのピンチで渡辺を三振併殺。続く近藤を148キロ直球で空振り三振に仕留め、無失点で切り抜ける。
2回の与四球も大田を投ゴロ併殺。2四球で一死一、二塁のピンチを背負った4回も中田、浅間の拙攻に助けられ奇跡的に無失点投球が続けた。
あれよあれよという間に5回まで4四球を与えながら、無安打投球だった松本だが、やはり野球の神様が微笑むほど勝負の世界は甘くはなかった。
続く6回先頭の代打・高浜にこの日初安打となる中前打を許すと、西川にはあわや危険球という右肩口への四球で一、二塁。さらに渡辺にこの日5つ目の四球を与え、無死満塁としたところで辻監督がたまらずベンチを飛び出し2番手・佐野を告げた。
結局、この大ピンチを継投した佐野、宮川が、2安打1押し出し四球としのぎきれず。西武は1―3と逆転を許す展開となった。