平塚、5年ぶり待機児童ゼロ 「子育てに選ばれるまち目指す」

平塚市役所

 神奈川県平塚市は13日、認可保育所などに入れない市内の待機児童数(4月1日現在)が5年ぶりにゼロになったと発表した。

 市保育課によると、認可保育所などへの入所申込数は前年比64人減の1068人。申請者のうち、希望した認可保育所などに入れなかった「保留児童数」は同4人減の245人だった。

 同市では2015、16年年に2年連続で待機児童ゼロを達成したが、以降は4歳以下の転入超過などで毎年15人~34人の待機児童が発生。市は、19年から小規模保育事業所を4カ所設置し、定員を76人増やしていた。

 同課は「保育の質と量の両面を重視した取り組みを進めてきた。子育て施策を充実させ、さらに子育て世代に選ばれるまちを目指したい」としている。

© 株式会社神奈川新聞社