3台合わせて約4700万円! アルファードの豪華すぎるモデルたち3選

日本を、いや世界を代表するミニバンといえばトヨタ アルファード。今や各界のVIPも愛用するにまでなった高級車だが、そんなアルファードのなかでも、とびきりの超高額モデルが存在する。しかもトヨタ自らが開発したスペシャルモデルだ! 今回はカタログモデルの最上級グレードと限定発売された4人乗りのスペシャルモデル、そして日本導入を期待したいレクサス版のアルファード3台をご紹介! その総額は約4700万円というがどんな仕上がりなのか!?

トヨタ アルファード ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ[E-Four(4WD)/7人乗り]

本格マッサージが車内で味わえる!? 4人乗りの最上空間がスゴい「アルファード ロイヤルラウンジ」

外見上の違いはほとんどなく、リアのエンブレム程度。ちなみに現在は販売を終了している

まずご紹介するのが「アルファード ロイヤルラウンジ」と名付けられた1500万円のモデルから。

こちらはトヨタの純正エアロなどを手がけるモデリスタが開発を担当し、巨大ボディながら4人乗りという、聞いただけで超豪華そうな一台だ。

最大の違いはどデカい2列目シートにあった

アルファードの2列目シートはただでさえ豪華なのに、こちらはより大きなサイズとなる。とくに注目は大きなヘッドレストで、快適性は抜群という

見た目、そして運転席まではノーマルのアルファードと同じながら、最大の違いは2列目シートにある。マッサージチェアなどを手がけるフジ医療器が開発した本格派のマッサージチェアが装備されるのだ。

レクサス LSやセンチュリー、さらには海外勢にもマッサージ機能が搭載されているモデルが多い中、本家本元が作ったマッサージ機能を味わえるのはこのクルマだけ! しかも

まで装備されるのだから、まさにロイヤルラウンジの名に恥じない内容なのだ。

レクサス版アルファード「LM300h」のモニターサイズに注目! 後席が快適すぎた

アルファードにレクサスのアイコンであるスピンドルグリルを採用し、超ド派手な見た目が魅力

お次は、中国市場ではすでに発売されているアルファードのレクサス版にあたる「レクサス LM300h」だ。レクサス初のミニバンということもあり、かなり念入りに開発が行われたという。そしてその価格は不動産並の2580万円(日本円価格)!

レクサス LMには、ベースのアルファードと同じ7人乗り仕様もあるものの、注目すべきは最上級グレードの4人乗りモデルだ。

ロイヤルラウンジと同様に前席/後席にパーテーションが設けられ、後席は完全なプライベート空間となる

アルファード ロイヤルラウンジと基本設計は同じながら、後席モニターはと少々大画面化が図られている。そしてレクサスの全モデルにオプション設定されているハイエンドオーディオシステムのマークレビンソンも選べるなど、アルファードと一線を画しているイメージだ。

レクサス LMは残念ながら日本ではまだ売られていない。正式導入が楽しみな1台である。

一番安い! だが使い勝手はピカイチの「アルファード エグゼクティブラウンジ」

最後にご紹介するのは、もっとも現実的なカタログモデルの「エグゼクティブラウンジ」だ。とはいえ価格は約730〜775万円と、庶民にとってはとても手の届かないプライスなのだった。

こちらは7人乗りモデルのため、お金さえ許せば家族ユースでも十分に活躍してくれる

上記の2台と比べても、そんなに遜色はない。もっともロイヤルラウンジやLMは4人乗りモデルだが、エグゼクティブラウンジにはその用意はなく、あくまでミニバンの良さである多人数乗車というコンセプトをキープしている。

後席のマッサージ機能や大型後席モニターは設定がないものの、必要にして十分すぎる内容なのだ。

“究極のアルファード”3台、買うならどれを選ぶ!?

今回はアルファードベースの高すぎるモデルを3台ご紹介したが、どれも車内、とくに後席が最大のポイントであった。個人的には“もっとも安価な”エグゼクティブラウンジで十分な気もするが、皆さんはどのように感じただろうか!? ともあれ、今は中国でしか買えないレクサス LMが正式に国内導入を始めてから、決めるのもアリだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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