カンニング竹山、千葉県知事選挙“奇抜なアピール”について「若者の政治への興味喚起につながるのでは」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

2021年4月12日(月)夜9時からの放送では、65歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった一方、献血者の減少に拍車をかけるのでは?という懸念について議論した。厚生労働省が示している「ワクチン接種後4週間は、献血に影響が出るおそれがあるから、自粛して欲しい」という見解について番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山は「まだ調査中ということだし、仕方がないと思う」と理解を示し、「コロナ禍で献血となると不安に感じる人もいるとは思う。私は薬を服用しているので献血ができないが、もしできるのであれば本当は協力したい。いざと言うときにみんなに関わることだから」と話した。

また、番組では、千葉県知事選挙での個性的な政見放送についてフォーカス。交際相手の好きなところを列挙したり、ピエロ風の姿で活動するなど奇抜なアピールが売名行為ともバッシングされた中、出馬した後藤輝樹氏と河合悠祐氏をゲストに迎え、政見放送のあり方について議論した。

この報道について竹山は「動画を見て笑って楽しんでいる部分はあるが、本音は『政見放送でこれはダメに決まっているだろう』という思い。一方、表現の自由が認められているので我々が止める理由も手だてもない」と発言した。

後藤氏の奇抜な政見放送について竹山は「後藤さんが良いなと思う点は、奇をてらった選挙を続けてきて多くの批判もある中、選挙に全く興味のない若者が『これは面白い』と、政見放送を見てくれる可能性があること。若者の政治への興味喚起につながるので、後藤さんが議員になるのも面白いと思う」とコメントした。さらに、河合氏に対しては「あの奇抜な感じを出しておいて、真面目に政策を掲げたらめちゃくちゃ面白いと思う。『この人頭いいな、入れてみようかな』って思う人も増える。どうパフォーマンスするかは自由だが、次は他のやり方もあるんじゃないかと思う」と示唆。これに対し、河合氏は「おっしゃる通り、“真面目にいく”というのは次のステージだと思っている」と語った。これを聞いた進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーも「確かに正攻法で戦っても票をとるのは難しい。政党に属する、あるいはもともと有名でなければ勝てない仕組みに対してどう抗って自分をアピールするかを考えていることは、政治参加のあり方に対して大事な問題提起をしていると感じる」と意見を述べた。

また番組終盤、竹山は「もし後藤さんと河合さんがこのままの姿で受かって政治活動したとしても、それはそれで県民や国民から近い存在としていいのかなとも思った」と締めくくった。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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