集団接種を想定 壱岐で100人訓練 物品、体調悪化対応を確認

ワクチン接種の訓練をする参加者=壱岐の島ホール

 長崎県壱岐市は13日、新型コロナウイルスワクチン集団接種に備える訓練を同市郷ノ浦町の壱岐の島ホールで実施した。
 市は当初、医療機関での個別接種だけを想定していたが、医師らの負担軽減や短期間化のため集団接種も取り入れることにした。
 市職員や市消防署員、民生委員ら約100人が参加。医師や看護師、接種対象者などの役に扮(ふん)し、人員配置や必要な物品、体調悪化時の対応などを確認した。1人当たり30分で入場から退場までを完了し、30分間で最大15人を受け入れる計画。
 市内の集団接種会場は同ホールの1カ所。接種対象者役を担った同市芦辺町の民生委員、山内市郎さん(72)は「問診の待ち時間が長い。会場数を増やせば円滑に進められるのではないか」と話した。

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