「クローゼットが洋服で溢れかえっている」、「クローゼットの中が散らかっていて、どこに何があるのかわからない」。
そんな方は、一度クローゼットの洋服収納を見直してみませんか。
賢く収納する方法は、
- 畳み方
- 衣装ケースのサイズ
- 吊るす収納
- クローゼットのサイズ把握
のポイントをおさえるのが大切です。
この4つを踏まえた、賢い洋服収納の基本の方法について、詳しくご紹介します。
まずは基本!洋服収納をすっきり見せる方法
「洋服が上手に収納できていない」、「洋服を選びにくい・取り出しにくい」と感じてしまう原因のひとつが、洋服の畳み方です。
思い当たる方は、まずは洋服の畳み方を見直してみましょう。
1.畳み方を揃える
洋服は畳み方を揃えることで、衣装ケースやラックに無駄なくしまえます。
畳み方は「ショップ畳み」でも良いのですが、自宅のクローゼットに無駄なく収納するのであれば、立てて収納できるような畳み方がおすすめ。
一目でどこに何の服があるか把握できるため、クローゼットが散らかりにくくなり、手前にある服ばかり着ることも減りそうです。
2.吊るす収納を活用する
洋服類には畳むとシワがついてしまうものもあります。また、しまうことのできない小物類なども、収納方法に悩んでしまいますよね。
そういったアイテムは、吊るす収納を活用しましょう。畳むよりも取り出しやすく、さらにしまいやすくもなります。
ただし吊るす収納は畳む収納よりもスペースを取るため、たくさんは吊るません。畳んで収納ができないもの、もしくは出し入れが多い洋服類を優先しましょう。
クローゼットにハンガーラックが取り付けられていない場合は、突っ張り棒で代用可能です。わずかなスペースでも吊るす場所があると、洋服収納はグンと使い勝手が良くなりますよ。
また、吊るす収納でハンガー痕が気になる方は、「ダイソー」や「キャンドゥ」などの100円ショップでも見かけるアーチ型ハンガーを使うと洋服の形が崩れないためおすすめです。
3.デッドスペースを作らない
クローゼット内にデッドスペースを作らないことも、賢い洋服収納の方法です。
デッドスペースは衣装ケースと吊るす収納の隙間や、収納ケースのサイズが合わずにできた微妙なスペースなどにできやすいです。
デッドスペースを出さないためにも、収納ケースはクローゼットにぴったり合ったものを選ぶこと。吊るす収納の下を活用することも大切です。
100円ショップなどで販売されているワイヤーラックはデッドスペースの活用に便利です。
サイズ展開が豊富で自由に組み立てができ、さらに折り曲げもできます。
スペースに合った大きさで組み立てれば、小物類の収納に役立ちますよ。
衣装ケースの選び方と収納方法
賢い洋服収納を左右するのが、衣装ケースの存在です。
クローゼットに合っていない衣装ケースは、洋服収納がうまくいかない原因のひとつ。
正しい衣装ケースを選ぶために注意すべきポイントをご紹介します。
深すぎる・大きすぎるタイプはNG
「衣装ケースはたくさん収納できる大きなタイプが良い」と考えてしまいがちです。
しかし、衣装ケース内にしまう洋服は一目で全ての洋服が把握できるのが理想。
そのため、衣装ケース内で重ねて収納することは避けた方がいいでしょう。
そのため、大きすぎたり深すぎたりする衣装ケースを使用した場合、畳んだ洋服の上に無駄なスペースができてしまいます。
着ない服をしまっておく衣装ケースであれば深く大きなタイプでも良いですが、普段使いをする場合は、1つひとつの衣装ケースは大きすぎない方が良いでしょう。
細かい衣類は間仕切りを
靴下や下着類を衣装ケースに収納する場合、間仕切りはあったほうが便利。
衣装ケースの中で散らかってしまうのを防ぐことができます。
衣装ケース内でぴったり合わせられる収納ケースがあれば良いですが、見つけるのが大変かもしれませんね。
その場合は、クリアファイルを切って丸めてつなぎ合わせたスタッキングを、手作りすると良いですよ。
素材が柔らかいため、ケース内にぴったりと収まります。大きさを自分で調整できるのもメリットです。
吊るす収納とのバランスを見る
衣装ケースを重ねた上にハンガーラックを活用する場合、かけた洋服が衣装ケースのせいでたるまないよう注意しましょう。洋服のシワの原因になるだけでなく、クローゼット内の見た目も悪くなります。
衣装ケースを縦に重ねるではなく、横に並べるようにすると、吊るす収納とのバランスが取れます。
クローゼットの奥側も活用
クローゼット内の衣装ケースは、クローゼットドアぎりぎりに設置すれば、クローゼット内のスペースが有効活用できます。
しかし衣装ケースのサイズによっては、ドアぎりぎりだと奥に無駄なスペースができてしまうかもしれません。
もちろん、奥のスペースも余すことなく活用しましょう!
衣装ケースの裏側は普段使いの洋服類をしまうには不便な場所なため、普段は着ない、季節外の洋服をしまっておくのが良いでしょう。
手前の衣装ケース下に、すのこにキャスターを取り付けたものを置くと、衣装ケースの移動がスムーズになり奥側の洋服類も取り出しやすくなります。
吊るす収納の方法
洋服収納において欠かせない吊るす収納も、ポイントをおさえることで、よりスッキリと使い勝手が良くなります。吊るす収納のポイントについても、見てみましょう。
衣類の色は揃える
吊るす収納の場合、洋服を並べる順番も大切です。
どこに何の服がかかっているのかわからなくなり、ハンガーにかけられた洋服をガチャガチャと漁ってしまうことはないでしょうか。
すると洋服が落ちて、戻す手間が増えてしまう……なんてことも。
洋服の色を揃えて並べることで、どこに何の服があるのか迷わなくなります。
吊るさなくてはならない洋服が多い方は、色にも注意して吊るす収納を実践しましょう。
洋服類の量を増やさないことも大切
賢い洋服収納の方法を実現するためには、洋服類の量にも注意が必要です。
増えすぎてしまえば、当然、衣装ケースには入りきらなくなります。
置き場所がなくなり、クローゼット内の適当な場所に置いてしまったり、無理矢理衣装ケースに詰め込んで収納を乱すきっかけとなってしまったりする可能性も。
「1着買ったら1着は捨てる」くらいの感覚で洋服を増やさないようにし、見やすく使い勝手の良い収納を保ちましょう。
まとめ
「洋服収納のベストな方法」は人それぞれですが、ご紹介したやり方は、クローゼットをすっきりさせられる基本の内容です。
洋服収納をどうにかしたいけれどどうすれば良いのかわからないという方は、まずはご紹介した方法を試してみてください。
洋服収納を見直しクローゼットを整理整頓できると、毎日の洋服選びが少しラクになります。するとおしゃれももっと楽しくなりますよ!