エア・カナダは、カナダ政府と最大で58億7,900万カナダドルの金融支援を受けることに合意した。
カナダ政府の緊急融資ファシリティプログラム（LEEFF）に基づくもので、政府が5億カナダドル相当の株式を取得するほか、コミットメントラインとして15億カナダドル、マイレージプログラムのアエロプランなどを担保として24億7,500万カナダドル、顧客への返金原資として最大約14億カナダドルなどを支援する。新株予約権も発行する。
4月13日以降に返金不可運賃を購入したものの、利用しなかった顧客に対する返金のほか、地方路線の運航再開、自社株買いや配当、上級管理職の報酬制限、雇用の維持、ケベック州で製造されたエアバスA220型機33機の購入、ボーイング737 MAX40機の確定発注などにも合意している。
