ほんこん コロナ偏向報道に物申す「日本はダメと言う理由がわからない」

ほんこん

お笑い芸人のほんこん(蔵野孝洋=57)が14日、ツイッターを更新。我が国のコロナ対策について、欠点ばかりを挙げる報道が目立つことを批判した。

ほんこんは「イギリスはワクチン接種で3000人 日本はワクチンなしで2000人 頑張ってると思うが何を比較してるのか? 日本はダメと言う理由がわからない」と疑問を呈し「日本がダメなのは病床を提供するが側、、、」と指摘。「世界との比べ方がおかしい報道があるのね」と持論を述べた。

米ジョンスホプキンス大などのデータを基にした客観的な数字を挙げると、13日の我が国の新規感染者数は3455人。英国は現地時間12日時点で3568人とほぼ同数になっている。

1回目のワクチン接種率は、日本が医療従事者を中心に1%未満にとどまることに対し、英国は50歳以上のすべての人が接種を終えており、人口比50%を達成している。7月までには全国民が接種を完了する見込み。これは世界でもイスラエルに次ぐ数字だ。

ピークの1月8日には68053人を記録した新規感染者が激減したのは、昨年末から開始したワクチン接種が奏功したからとみられている。英国の累計感染者数は440万人、死亡者数は12万人を超える。

対して我が国は累計感染者数51万人、死亡者数9500人。ピークを記録したのは英国と同じ1月8日だが、それでも7957人。いずれもケタが一つ少ない。人口は英国約6千万人、日本は約1億2000万人と倍なのにかかわらずだ。

我が国の医療水準の高さ、医療従事者の献身的な働きぶりは世界有数で、病院数では英国の4倍以上、病床数では5倍。この数字は先進国の中でも突出している。

ただ、PCR検査数が少なく、コロナに対応する病床の割合が極端に低い。これはコロナ患者受け入れは手間がかかる割に診療報酬が低く、経営を圧迫するから。また、過去の薬害などの影響でワクチンへの抵抗感が強い国民性、法律の厳しさから、ワクチン研究や対応に遅れが出ている。

ほんこんはこうした諸事情を踏まえたうえで、数字だけをセンセーショナルに報じることなく、メディアが客観的な視点から長所、短所をバランスよく伝えることを望んでいるようだ。

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