東日本の太平洋側 14日(水)夜にかけて局地的に激しい雨のおそれ 気温変化にも注意

 東日本は関東など太平洋側を中心に、14日(水)夜にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。
 いったん雨が止む地域でも、天気の急な変化や局地的な激しい雨、落雷や突風に注意が必要だ。

 14日(水)午前11時現在、低気圧や前線に伴う活発な雨雲は、まだ一部が陸地にかかっているが、大半は関東の東へ離れつつある。ただし、午後は東日本の上空およそ5000メートルに-21℃以下の寒気が流れ込むため、関東など太平洋側を中心に、再び大気の状態が非常に不安定となる見込み。夕方から所々で雨雲が発達して、今夜遅くにかけて局地的に激しい雨の降るおそれがある。
 落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

今夜は関東でも風冷たく

 14日(水)昼過ぎにかけて、東日本の太平洋側は暖かい空気に覆われて、気温の上がる所がありそうだ。関東や東海は20℃を超える所があり、静岡は25℃くらいまで上がる見込み。湿気が多いため、風が生ぬるく感じる所もありそうだ。
 ただ、夕方から気温の下がる地域が多く、東京都心では北寄りの風も相まって、昼間の服装のままでは寒く感じるかもしれない。今夜はさらに気温が下がり、日付が変わる頃には10℃を下回りそうだ。

土曜日は広く雨に

 15日(木)は全国的に晴れるが、朝は全国的にけさより大幅に気温が下がる見込み。北日本で氷点下の所があり、関東から西の太平洋側でも8℃前後まで下がり、空気が冷たく感じられそうだ。内陸を中心に、遅霜に注意が必要となる。
 16日(金)は西日本で雨の範囲が広がる予想で、東・北日本も午後は次第に雲が多くなる見通し。
 17日(土)にかけては、全国的に天気の崩れる所が多く、北日本を中心に風が強まるおそれがある。
 18日(日)は早い時間に雨雲が東へ離れ、日中は西日本を中心に晴れる所が多く、関東あたりでも日差しが戻る見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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