逆境に立たされたリバプール…ファンのいないアンフィールドで奇跡を起こせるか 〜CL準々決勝2ndレグプレビュー〜

 1stレグはレアル・マドリードに不覚を取り、苦境に立たされたリバプール。それでも、敗色濃厚の試合でいくつもの大逆転劇を演じてきたのがこのチームだ。サポーターのいないアンフィールドで奇跡を起こせるか。

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欠如者情報
リバプール
・エバートンとのダービーで前十字靭帯を損傷したフィルジル・ファン・ダイクは、今シーズン絶望に。
・ジョー・ゴメスやジョーダン・ヘンダーソンが膝を痛め長期離脱となり、今シーズン中の復帰を目指しリハビリを続けている。
・ジョエル・マティプはトッテナム・ホットスパー戦で足首の靭帯損傷の大ケガに。手術を必要とし、今シーズン絶望となった。

レアル・マドリード
・ダニエル・カルバハルは復帰したバレンシア戦で右太もも負傷が再発。リバプール戦欠場は濃厚。代表期間中にふくらはぎをケガしたラファエル・ヴァランヌはコロナウイルス感染で自主隔離に。
・2月の大腿部の負傷から復帰したエデン・アザール。しかし復帰戦のエルチェ戦でまたケガを負い、リバプール戦欠場が決定的に。
・セルヒオ・ラモスはFIFAワールドカップ欧州予選コソボ戦で後半から出場し左足ふくらはぎを負傷。さらに直前でコロナウイルス陽性反応が確認され、リバプール戦は出場不可となった。
・ルーカス・バスケスはバルセロナとの“エル・クラシコ”で左膝の後十字靭帯を捻挫。深刻な状態で、今シーズン終了が決定的となった。

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マッチプレビュー
リバプール
 CLのホームでリバプールが敗れた11試合の内、5試合はスペイン勢に喫したもの。今試合も負ければ、レアル相手に2度目のホーム敗北となる。1stレグでゴールを挙げたモハメド・サラーは、CL直近4戦で得点中。欧州の大会で5戦連続弾を決めたリバプールの選手は、2007-08シーズンに成し遂げたスティーブン・ジェラードだけだ。

レアル・マドリード
 敵地アンフィールドでは今回で3度目の対戦を迎えるレアル。CLノックアウトラウンドでは2015-16シーズン準決勝でマンチェスター・シティとスコアレスドローに終わって以来、直近23試合で必ず得点を挙げている(50ゴール)。ヴィニシウス・ジュニオールは1stレグでドブレーテ(1試合2得点)を達成し、CLデビューから最初の17戦と同じゴール数を記録した。

リバプールは奇跡を起こせるか Photo Quality Sport Images

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