れいわ・木村英子議員 コロナから復帰 「PCR検査の重要性を実感」

木村英子議員

れいわ副代表の木村英子参院議員(55)が14日、新型コロナウイルス感染による療養生活から復帰した。公式サイトで発表した。

木村議員は「ご心配とご迷惑をおかけしましたが、本日より議員活動に復帰いたしました」と報告。障害のために回復に時間がかかったという。療養中は多くの励ましのメッセージが寄せられ「とても勇気づけられました」と感謝した。

重度の障害を抱える木村議員は感染リスクが高いため、日ごろから感染予防に細心の注意を払っていたが、2月22日に発熱しPCR検査の結果、陽性が判明。自宅療養を続けていた。「感染した原因の1つとしては、介護による濃厚接触が考えられます」という。

コロナ対策として他人との濃厚接触を避けることが重要だと理解しつつ、障害のために複数の介護者を必要とする。介護者を遠ざけることにも、近づけることにもリスクが伴うため、木村議員は大きな不安を抱えて過ごしている。

木村議員は闘病体験を通じ、障害者、介護者双方が安心して過ごすために、こまめなPCR検査で感染拡大を防ぐことが最も重要だと実感したという。そのため、今後は無料でいつでもPCR検査が行える体制の整備、介護を必要とする人たちのコロナ対策を政府に求める意向だ。

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