東京五輪100日前…小池都知事が〝希望〟語る「コロナとの戦いを超えた大会に」

高尾山の山頂に五輪シンボルが設置された

東京五輪100日前の節目となる14日、大会組織委員会は東京都庁で大会マスコット、高尾山山頂で五輪シンボルをそれぞれお披露目した。

新型コロナウイルス禍で開催が危ぶまれる中、この日は都庁と高尾山山頂をオンライン中継でつなぐイベントを開催。都庁には小池百合子都知事(68)、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)、高尾山山頂には多羅尾光睦副知事(63)らが列席し、100日後に迫った大会への機運醸成を図った。

小池知事は「現在、東京都はいわゆる重点措置の期間になっております。この間にしっかりと皆さんのご協力とともにコロナを抑え込んでいく重要な期間を経まして、皆さんと共に100日後に大会を開催し、その日のために鍛えてこられた練習を重ねてこられた国内外のアスリートの皆さんに素晴らしい大会を繰り広げていただくことを心から期待しております」と話した。

さらに小池知事は大会を「人類にとって大きな試練、見えざる敵、コロナとの戦い」と位置づけた上で「それだけに心に残る大会、コロナとの戦いを超えて開催できる大会、それを皆さんとともに果たしていけるような2020大会へと向かってきたいです」と希望を口にした。

除幕式で高尾山山頂に五輪シンボルが披露されると、オンラインで結んだ両会場から大きな拍手が沸き起こった。

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