峯田大夢 “師匠”の教え「すべてはフィジカル」を胸にアニメ初主演に挑む【声優FILE.】

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フジテレビでは現在、7作のアニメが放送されている。フジテレビュー!!では、それらの作品で声を担当する声優に出演作のことはもちろん、“声優”について語ってもらう企画「声優FILE.」を連載中。

第2回は、4月14日(水)24時55分よりスタートする“+Ultra”枠のアニメ『セスタス -The Roman Fighter-』で主人公・セスタスの声を担当している峯田大夢が登場。

『セスタス -The Roman Fighter-』は、古代ローマを舞台に、過酷な運命に苦悩しながら自由を求め這い上がっていく、1人の少年奴隷・セスタスの成長物語。拳一つで闘う拳闘奴隷たちが熱いバトルを繰り広げながらも、時代背景や文化など史実に基づいた世界観の中、人物一人ひとりの心理描写を丁寧に描いていく。

本作がアニメ初主演となる峯田は、この少年・セスタスをどのように捉え演じているのか。そして、声優を目指したきっかけから、今後の目標もたっぷり語ってもらった。

主人公に抜擢されるも「なんのドッキリ?」と信じられず

──まずは『セスタス』への出演が決まったときの心境をお聞かせください。

もちろん素直にうれしかったのですが、最初は信じられなかったです。「一体なんのドッキリをされてるんだろう」という感じでした。そこからいろいろとお話をうかがう中で、ちょっとずつ「あ、本当なんだな」と思い始めて。「ボクシングを始めなきゃ」とか、アフレコに向けて準備をしようという思考にすぐ切り替わりました。

──なぜ信じられなかったのですか?

なんででしょうか…。僕、いつも「役が決まったよ」と聞いても最初は信じていないんです。アフレコをし始めてから実感することが多くて。そんな話をしていますが、『セスタス』に関しては、アフレコが進んでいる今もまだ実感を持てていないんですよね。それは、アニメ初主演ということがあるかもしれません。今回実感するのは放送が始まってからかもしれません。

──アニメ初主演ということに、特別な思いはありますか?

一つ一ついただいた役はしっかり全うしようと思っているので、思いにあまり大きな変化はないです。その…まだ実感が持てないという無意識な部分で違いは出ていますが(笑)。

ただ、「初主演」は声優人生の中で1度しかないことですし、今後の僕にとって大きなポイントになるかなと思っています。

──今回演じるセスタスはどんな役でしょうか?

はじめから奴隷という本当に自由がない身分ですが、自分の自由のためにいろいろな試練を乗り越えていきます。その中で感じるのは、セスタスの素直さ。素直がゆえに間違った方向に進んでしまうこともあるのですが、周りの人たちがしっかり正しい道に導いてくれますし、与えられた試練もしっかり全うする、芯が通った少年です。

──先ほど、役作りのためにボクシングを習っているというお話がありましたが、そういうこともされるんですね。

僕は、実際に動いてみないとどう声を出したらいいのかわからないなと思うことが多くて。『セスタス』で言うと、きっと筋肉の引き締まり方や殴られる場所によって痛みも出る声も変わってくるだろうなと思い、ボクシングを習い始めました。

──それは、ジムとかに通っているということですか?

そうです。アフレコが始まった今も、ジムには通っています。まだ放送されていないので、反響も含めてどうだろうというところはありますが…毎週、試行錯誤しながら演じているので、ジムに通った成果が声に出てるといいなと思っています。

作品への思いあふれ、アニメの出来上がる過程も見学

──共演者の皆さんとのアフレコ中のエピソードはありますか?

今皆さんと一緒にアフレコすることができずにいて、ちょっと寂しいのですが、第1話のとき、皆さんのアフレコを見学したんです。先輩方の演技を間近で見てから自分の芝居をするという、すごくありがたい経験でした。

その経験に身が引き締まりましたし、皆さんから力をもらったというか…皆さんから背中を押してもらった感じがありましたね。だから、早く皆さんと一緒にアフレコがしたいです。今後もし番組が続いて、ご時世も変われば、その願いも叶うであろうと思っているので、僕は必死に頑張ります。

──では、『セスタス』の見どころをお聞かせください。

まずは映像。2Dと3Dのアニメーションで作られているのですが、筋肉の筋とか細かい部分まで描かれているんです。あとは原作の世界観が映像の中にしっかり落とし込まれていて。そして、音楽や効果音も迫力があって…もう見どころは全部です!

特に音楽は、本当にすごいんです。ダビングというアフレコ後の映像に合わせて、効果音をつける作業を僕は毎回見学させていただいているのですが、自分の頭の中にはなかった効果音が加えられて、どんどん面白い映像になっていくんですよ。

──ダビング作業の見学はなぜ行こうと思ったのですか?

この作品がどんな工程を通って出来上がっていくのか、自分の目で見てみたかったので、見学させてもらえるようにお願いしました。あまり経験できないことなので、スタッフの皆さんには感謝しています。

その皆さんが作り上げた『セスタス』には、言葉では説明しきれない魅力がたくさん詰まっているので楽しんでいただきたいです。

「この役なら峯田でしょ」と選ばれる声優に

──ここからは、峯田さんの“声優”としてのお話をうかがいます。まずは、声優を目指したきっかけは?

アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」を見て、声の表現のすごさを知り、この世界に飛び込みました。そこから専門学校に行って勉強をして、あと僕には声優として活動されている方ではないのですが“師匠”がいて、その方からいろいろなことを教わって声優になりました。

──その師匠の教えの中で一番心に残ってることは?

「全てはフィジカル」という教えは一番大事にしています。師匠の言うフィジカルは“基礎”のことなのですが、何があっても基礎を大事にするようにと教え込まれました。

その教えは今も生きていて、毎日フィジカルトレーニングは欠かしていません。具体的には走ったり、体感を鍛えたり、腹筋を鍛えたり。あと、趣味でアクロバットもやるので全身運動もしています。

日々「絶対に昨日の自分に負けない。一つでも勝つ」ということを目標にしているので、発声のし方も含めて練習は欠かさず、これからも続けていくと思います。

──では、声優の仕事をする上で大事にしていることは、“フィジカル”でしょうか。

フィジカルもありますが、どの役も選ばれた以上は、その役にとっての100点を出すことを大事にしています。100点を出せているか、僕にはまだわかりませんが、しっかりと役を演じて、その作品の中で“いいパーツ”になることを意識しています。

──今回、アニメ初主演を果たしましたが、今後のさらなる目標はありますか?

選ばれる声優になりたいです。何にも縛られず、どんな役でもやってみたいですし、どんな役もできるように自分の中のストックを増やさなきゃと思っていて。そうしていろいろな経験を積み重ねたうえで、「この役だったら峯田でしょ」と選ばれるようになったら最高だなと思っています。

──では、読者とアニメ『セスタス』を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

「拳闘暗黒伝セスタス」として連載が始まったのは約23年前。僕は当時2、3歳でしたが、その頃から連載をしていて歴史がありますし、ファンもたくさんいらっしゃる作品です。そんな作品の主人公・セスタスを演じることに、とてもプレッシャーを感じています。

でも僕は心と体どちらもすり減らして、精一杯演じきろうと思ってるので、そこは楽しみにしていただいて、放送を見守っていただけたらなと思います。

そして、今回のアニメが多くの人のもとに届けば、もしかすると今後の展開があるかもしれません。ですので、ぜひ皆さんには、面白いと思ったら、友達にも家族にも恋人にも広めてほしいなと思います。SNSでもたくさんつぶやいてください。「#セスタス」です!よろしくお願いします!

【コラム:最近、気になる“声優さん”】

憧れの声優さんは福山潤さんです。僕が声優という職業を意識した作品が「コードギアス 反逆のルルーシュ」で。その作品の主演をされていた福山さんは、僕の中でずっと一番です。汚いところも、かっこいいところも、キレイなところも、全部1人の人間として表現されていて…その表現の幅に圧倒されました。今はまだ、遠くから見ているだけですが、共演して、お話をすることができたらいいなと思っています。それも一つの目標として、僕は一生懸命頑張ります!

<峯田大夢に一問一答!>

<TVアニメ「セスタス-The Roman Fighter-(ザ・ローマン・ファイター)」作品情報>

放送情報:4月14日よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて、毎週水曜日24時55分から放送

配信情報:FODにて4月14日独占配信スタート。毎週水曜日24時55分、最新話配信

キャスト
セスタス :峯田大夢
ザファル :小山力也
ルスカ :小野賢章
デミトリアス :東地宏樹
ネロ :上村祐翔
アグリッピーナ :井上喜久子
サビーナ :遠藤綾
エムデン :竹内良太
ロクサーネ :小林沙苗
ナレーション :大塚明夫

最新情報は、TVアニメ『セスタス-The Roman Fighter-(ザ・ローマン・ファイター)』公式HP公式Twitterをチェック。