【新型コロナ】14日の県所管域 54人感染、判明分のうち変異株は8人

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は14日、県所管域で新たに10歳未満~90代の男女54人の感染が確認されたと発表した。1人が中等症、53人が軽症または無症状で、14人の感染経路が不明という。

 年代別の内訳は、40代が11人、10代・30代が各9人、20代6人、90代5人、60代・80代が各4人、10歳未満・50代が各3人。

 鎌倉保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設で新たに入所者9人、職員4人の感染が判明した。同施設の感染者は計17人となり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 同事務所管内では別の高齢者福祉施設の職員2人の感染が確認され、感染者は計4人となった。

 クラスターが発生している小田原保健福祉事務所管内の社会福祉施設では職員2人の感染が判明。同施設の感染者は38人となった。

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 県は14日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、20代~60代の男女8人が変異株に感染していたと発表した。いずれも海外滞在歴はなく、軽症または無症状という。このうち3人は南アフリカ株と判明し、5人は検査中。県内の変異株感染者は166人となった。

 また、これまでに確認された変異株感染者のうち、6人が英国株と特定されたほか、3人が英国株の疑いと判明した。

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