新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で14日、新たに男女計205人の感染者が確認された。うち89人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者数は緊急事態宣言が解除された3月22日以降最多で、200人を超えたのは2月6日（201人）以来67日ぶり。
横浜市では、クラスター（感染者集団）が起きている平成横浜病院（同市戸塚区）で新たに患者4人の陽性が判明し、感染者数は計59人となった。
川崎市でもクラスターが発生していた高津区の有料老人ホームで介護士1人、宮前区の通所介護施設で入所者5人が新たに陽性と判明し、それぞれ計17人、25人となった。
県によると、鎌倉保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設で新たに入所者9人、職員4人の感染が判明した。同施設の感染者は計17人となり、県はクラスターが発生したとみている。
県は14日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、20～60代の男女8人が変異株に感染していたと発表した。いずれも海外滞在歴はなく、軽症または無症状という。このうち3人は南アフリカ株と判明し、5人は検査中。県内の変異株感染者は166人となった。
