神戸のロックバンド、Newdumsが長い沈黙を破り、初の全国流通盤である1stフルアルバム『N.N.N.』を6月23日(水)にリリースすることを発表した。
本作は同バンドの2年ぶりのフィジカルリリース。今まで発売した2枚のEPからの収録はなく、全曲新曲の11曲で構成されている。サウンドに関してもトクマルシューゴやLOSTAGEを手がける気鋭のエンジニア、Keishiro Iwataniを迎えており、迫力のある演奏がより一層際立っている。
もともとサイケデリックな楽曲を得意とするバンドだったが、これまでのポップさはそのまま、痛快でダイナミックなロックンロールから繊細なバラードまで幅広いサウンドを感じることができる。また、本作の特徴は伊井祥悟(Vo, Gt)だけでなく丹埜由一郎(Dr, Cho)もメインボーカルを担当しているという点にもある。これまで以上に複雑に絡み合う繊細なハーモニーにもぜひ注目していただきたい。
そして、アルバムのオープニングを飾るリード曲「Behind the door」を配信開始。同時にミュージックビデオも公開された。
本楽曲は、前半はタイトなビートとシンプルなギター、そしてキャッチーなメロディが特徴のロックンロール。ただ、後半は天気が急変したかのように各楽器が荒ぶり、破滅的なギターソロへと展開していく。タイトル同様、聴き手に様々な解釈をもたらす楽曲となっている。
ミュージックビデオはこれまでの作品を手がけてきた寺本遥が担当。メンバーが全員出演しており、楽曲の持つ美しさや不安定さを見事に表現している。
なお、アルバムのリリースイベントは以下の日程で開催が予定されている。
2019年より定期的に開催している自主企画(「No buses」や「Gateballers」「ギリシャラブ」等を招聘)は毎回ソールドアウトを記録しており、今回も大盛況が予想される。
◉2021年7月3日(土)下北沢GARAGE
◉2021年7月17日(土)南堀江SOCORE FACTORY
メンバーよりコメント
林幸次郎(Gt)
メンバーで2年以上スタジオにこもって制作していました。その中で自分たちが変わっていく過程を11曲に詰め込むことができました。たくさん聞いて、是非ライブにも来て下さい。そして、今回発表された「Behind the door」はこのコロナ禍の不穏さや苦しさ、そして希望が込められた楽曲です。ノブを捻ったドアがどこに繋がっているのか。みんなで確かめに行けたらいいなと思います。
丹埜由一郎(Dr, Vo)
Newdumsは始まってからもうかなり経ちますが、ようやくアルバムを出すに至り、大変感慨深いものがあります。これからもこれまでの経験を生かしてより良いアルバムを作りたいと思っています。そして、「Behind the door」は車に乗りながらなんとなく歌ってて思いついたメロディが元になってできた曲です。それが形にできたのはメンバーのおかげです。ありがとうございます。
平間誠太(Ba, cho)
人生で初めてのアルバムが出来ました。今のNewdumsの集大成で軸となるアルバムだと思います。いっぱい聴いてほしいです。そしてこのアルバムを聴きながらこれからの Newdumsを楽しみにしててください。「Behind the door」はオープニングに相応しい曲だと思います。ライブでやってても気持ちいい一曲です。
伊井祥悟(Vo, Gt)
結成から約5年以上経ち、ようやくのアルバムのリリースになります。
色々と変化はありつつも『N.N.N.』はスタートから僕たちが一貫して出してきた音や要素を、新しい10曲にできた、そんなアルバムになってます。
今の僕たちの素直なところが詰まっていると思うので、たくさんの人に愛してもらえる作品になることを願ってます。そして、今回発表された「Behind the door」は今までで1番好きな曲かもしれないです。イカれてるギターソロにも注目してください!