西武・辻監督 日本ハムに勝利も自分に“ダメ出し”連発「オレが冴えてなかった」

西武・辻監督

西武・辻発彦監督(62)が2―1で逃げ切った14日の日本ハム戦(メットライフ)後、「本当に選手に助けてもらった」と自らの采配ミスを懺悔した。

奪った点は初回にもぎ取った森の先制打と3回、呉の適時打による2点のみ。これを先発・今井が6回を3安打1失点(自責点0)の粘投でブルペンにつなぎ、ギャレット―平良―増田の方程式が9つのアウトの8つを三振で奪う盤石リレーで日本ハムを反撃を断った。

しかし、辻監督は試合後「今日はオレが冴えてなかった。本当に選手に助けてもらったというか、いろいろダメな部分がたくさんあって私が反省しております」と自らの采配にダメ出しをした。

指揮官は「相手投手(伊藤)がいいのは分かっていた。そこで2―1で逃げ切らなきゃダメかなとちょっと焦りがあったんで反省です。中村を(6回の中前打で)守備固めのために代走を送ったり…。あそこを(バントで)送っても(相手守備陣が)前に来るだろうし、サンペイ(中村)の打球判断も優れている。そこまでする必要がなかったかなと。後で駒がなくなってきたりしたからね」と具体的な判断ミスに言及。

また「今日は(呉)念庭をセカンド、渡部を(一塁で)使ったりやっぱりして不慣れなところが(4回の適時失策で)渡部にも出た。本当に打者には申し訳なかった。そういうところで本当に助けてもらったと思います」と続け自らの判断ミスをカバーしてくれた選手らの献身に感謝の言葉を重ねていた。

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