（横浜DeNA3-7ヤクルト）東京五輪開幕まで100日に合わせ「結束！ 侍ジャパンナイター」と銘打った一戦で、DeNAのルーキー牧が猛烈なアピールに成功した。先制の2点打に加えて、2試合ぶりの5号ソロとチームの全3打点を稼ぎ出した。
まずは三回2死一、二塁。ファーストストライクのスライダーを捉えて右中間を破った。チームにとって7試合ぶりの先制点に、「チャンスだったので、積極的にいきました。同期の入江が走者で出てくれたので、かえすことができて良かった」。プロ初勝利を狙った入江を力強く援護した。
4点を追う六回の打撃も見事だった。再びファーストストライクの外角直球を逆方向の右翼席まで運んだ。「完璧に捉えることができた。とにかく塁に出ようと思い打席に入った」。迷いのないスイングで、早くも中大時代の4年間で放った通算5本塁打に並んだ。
リーグトップの17打点と勢いはまだまだ止まらない。この日、神宮球場に視察に訪れていた日本代表の稲葉監督にも強烈なインパクトを残したはずだ。稲葉監督は「本当に打撃は素晴らしいものを持っている。一塁のポジションは迷っている最中。ルーキーですけど、中軸を打ってますので、これからもしっかり見守っていきたい」と称賛した。
