レンジャーズ・有原がメジャー初勝利 筒香との直接対決は2タコに抑える

メジャー初勝利を挙げた有原(ロイター=USA TODAY)

レンジャーズの有原航平投手(28)は14日(日本時間15日)にフロリダ州セントピーターズバーグで行われたレイズ戦に先発して5回2/3を投げ、3安打無失点、5三振無四球でメジャー移籍後初勝利(1敗)を挙げた。打者20人に85球投げた。レイズの筒香嘉智外野手(29)は「7番・DH」で出場し、4打数1安打だった。有原とは2打数無安打だった。チームは5―1で勝った。

見せ場は1点を先制してもらった直後の2回だった。先頭ディアスに二塁内野安打、続くウェンドルに右翼線に二塁打されたが、一走の怠慢走塁で失点を免れ、無死二、三塁。このピンチで6番マーゴーを1ボールから内角のシンカーで詰まらせて浅い左飛に仕留めた。ここで打席は筒香を迎えたが、カウント2―2から外角のスライダーでバットに空を切らせた。8番ズニーノは2球で追い込み、スプリットで空振り三振を奪い、得点を許さなかった。

初回は三者凡退。3回は一死後、メドーズに右前打されるも後続は打ち取った。4回は三者凡退、5回は先頭の筒香をフルカウントから内角低めのカットボールを打たせて一ゴロに仕留めた。後続も抑えて連続で三者凡退。6回二死を取ったところで、交代となった。

1―0の重苦しい展開が続く中、味方打線が7回に4点を追加。救援陣が1失点で抑え、うれしい初勝利を手にした。低めの制球が素晴らしい、有原らしい投球だった。ここから乗っていきたい。

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