【レビュー】コスパ抜群のmilicamp(ミリキャンプ)メスティンを徹底解説!

キャンプの食事はレシピだけでなく、調理器具もこだわりたいですよね。キャンプの調理器具として大人気なのが、トランギアのメスティンです。しかし、人気ゆえ価格も高騰しており、なかなか手に入らない状態が続いています。そこで本記事では、コスパの高い『milicamp』のメスティンをご紹介します。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンの基本スペックをトランギアと比較!

筆者撮影

まずは、milicampのメスティンについて、基本スペックをご紹介します。

筆者撮影

見た目・大きさ・強度・その他(気づいた点)を、トランギアのメスティンと比較してみました。

筆者撮影

同じアルミ素材そのままの状態なので、見た目はほとんど変わりません。異なる点としては、トランギアは少し光沢がありますが、milicampは光沢がなくマットな風合いです。

大きさはほぼ同じです。違いがあるとしても数mmなので、ほとんど変わりません。

強度は本体のアルミの厚さが、トランギアが0.8mmに対してmilicampは1.0mmです。
0.2mmの違いですが、触ってみると結構違います。

トランギアのメスティンはかなり軽く感じられ、milicampのメスティンはしっかりとした強度があるように感じられました。

その他に気になった点としては、蓋の密閉度と持ち手の素材です。

・蓋の密閉度

筆者撮影

トランギアは蓋の密閉度がかなり高く、蓋の開閉に力が要りますが、milicampはそこまで抵抗なく蓋の開閉ができます。また、トランギアには吹きこぼれ防止の出っ張りがあるのに対し、milicampにはありません。※pro仕様のメスティンにはついています。

milicampの方が開閉しやすいものの、炊飯に関しては、密閉度が高く、吹きこぼれしにくいトランギアの方が有利かもしれませんね。

・持ち手の素材

筆者撮影

トランギアは持ち手の素材が樹脂製なのに対して、milicampはゴム製です。ゴム製のmilicampの方が、すべりどめになりますが、汚れなどが付着しやすいのと、デザインではトランギアに軍配が上がりそうです。

milicampのメスティンは偽物じゃない! メスティンは英語で飯盒のこと

筆者撮影

milicamp(ミリキャンプ)というメーカーを聞き慣れない方も多いと思いますが、バーベキューグリルなども販売しているアウトドアメーカーです。

たまにmilicampはドイツ製という記事を見かけますが、milicampは中国のメーカーです。ドイツLFGB食品安全検定済ですが、ドイツで作られているわけではありません。

↓HPの会社概要を見るとわかります。

一部では「milicampのメスティンは偽物だ!」と言われています。しかし、そもそもメスティン(messtin)は和訳で「飯盒(はんごう)」のことです。

メスティンとは、トランギア独自の商品名ではありません。つまりmilicampもちゃんと本物のメスティンなのでご安心を!

milicamp(ミリキャンプ)メスティンレビュー! おすすめポイントを解説

milicampのメスティンを実際に使ってみた上での特徴や感想をご紹介します。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンのおすすめポイント【1】面倒なバリ取り不要!

筆者撮影 milicampのメスティンはバリ取りは不要です

トランギアのメスティンは縁にバリが立っており、怪我をしないようにバリ取りをする必要があります。

一方、milicamp のメスティンはバリ取りの処理がされているので、怪我の心配はありません。

ただし、コゲつきを押さえるためのシーズニングは必要なので、注意してくださいね。

⇒シーズニングの方法はこちらの記事で紹介されています。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンのおすすめポイント【2】オプションが充実

筆者撮影 milicampはオプションが充実しています

milicampのメスティンは単品だけでも購入できますが、ポケットストーブなどとのセットも充実しています。

筆者が購入したセットは、下記がメスティンと一緒になっていました。

【セット内容】
・メスティン
・ポケットストーブ
・バット網
・ハンドルカバー

このメスティンのセットと固形燃料さえあれば、すぐにでも炊飯ができます!

ポケットストーブにはケースも付いていて、セット内容は全てメスティンの中にスタッキングできるのもおすすめポイントです。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめする人

筆者が実際に使ってみて、「milicampのメスティンは、こういう人におすすめしたい」という人を解説します。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめする人【1】ソロキャンプが好きな人

Snapmart

メスティンは1~2合程度のお米を炊くのにはちょうど良いサイズです。

炊飯の他にも、パスタやラーメンを作ることができるので、ソロキャンプでちょっとしたご飯を作るのにとても重宝すること間違いなしです!

メスティンレシピもたくさん紹介されているのでチェックしてみてくださいね。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめする人【2】コストを押さえたい人

筆者撮影 milicampはオプションを足してもトランギアより安価です

milicamp のメスティンの魅力はなんといってもその価格です。

品薄で価格が高騰してしまったトランギアの約半額で購入できます。(トランギアメスティンは2021年3月現在3,000~4,000円で取引)

おすすめポイント【2】でも触れましたが、ポケットストーブやハンドルカバーなどのセットも充実しており、筆者が購入したメスティンセットは2,000円以下でした。

メスティンセットだけ買っておけば、あとは食材と固形燃料を用意するだけですぐにキャンプ飯が作れちゃいますよ。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめしない人

基本性能は備わっているmilicampのメスティンですが、料理にこだわりのある方やキャンプスタイルによっては合わない場合もあります。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめしない人【1】トランギアにこだわりたい人

筆者撮影

「milicampのメスティンは偽物だ!」と言われるほど、メスティン=トランギアと認識されています。

そのため、「どうしてもトランギアじゃないとダメ!」という方にはもちろんおすすめできません。

ブランドにこだわりがなければ、milicamp のメスティンは品質も高いので、とてもおすすめですよ。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンをおすすめしない人【2】大人数でのキャンプがメインの人

Snapmart

少人数でちょっとした料理をする分にはメスティンはとても重宝しますが、あくまでメスティンレシピは1~2人の料理がメインです。

大人数の料理がメインの方は、メスティンの大きさでは足りません。そのため、大人数でのグルキャンメインの方には、ちょっと使い勝手が悪いかもしれませんね。

milicamp(ミリキャンプ)メスティンの評判・口コミを紹介

▼milicampメスティンの中にすっぽり入る「DAISOメスティン」は以下の記事でチェック!

milicamp(ミリキャンプ)のメスティンでキャンプ飯

筆者撮影

milicampのメスティンは聞き慣れないメーカーのため敬遠されがちですが、実際に使ってみても何も問題なく使えます。むしろ、バリ取りなどの手間もかからず、丈夫でセットも充実しているので、筆者はmilicampのメスティンをおすすめします!

すぐにキャンプ飯を作れるセットが充実しているmilicampのメスティンを手軽に手に取ってみて下さいね。

milicamp(ミリキャンプ)のメスティンをフル活用! 簡単おいしいおすすめレシピをご紹介

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