エリザベス女王が2人の王子に配慮か フィリップ殿下葬儀の「服装」を急きょ変更

エリザベス女王(左)と故フィリップ殿下(ロイター)

英国で17日に執り行われるフィリップ殿下の葬儀に参列する男子王族が、伝統的な軍服ではなく、急きょモーニング(礼服)を着用することになったと英メディアが報じている。

英ITVはこの決断がエリザベス女王によるもので〝謹慎中〟の次男アンドルー王子(61)と王室離脱した孫ヘンリー王子(36)が「屈辱的な思いをすることがないようにとの配慮だろう」としている。

アンドルー王子は英海軍名誉中将の肩書があったが、米国で未成年と性的関係があったとされる疑惑により、2年前に公務から一時的に退いている。だが、今回の葬儀を前にアンドルー王子は女王に対し、自分が60歳の誕生日に任命されることになっていた英海軍名誉大将の軍服で参列する許可を願い出ていたと報じられていた。

一方、ヘンリー王子については、王室離脱に伴い、海兵隊元帥など全ての名誉職から退任しているため、軍服着用はあり得なかった。そのことから、もしアンドルー王子に軍服着用を認めると、ヘンリー王子のみがスーツ姿での参列になることから、女王は男子全員にモーニングを着用することを決めたようだとITVは伝えている。

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