エリート街道脱落か…Rマドリードが久保の将来を疑問視 同世代選手との大きな差

久保建英

スペイン1部ヘタフェのU―24日本代表MF久保建英(19)が同世代イレブンの躍進で将来を疑問視されている。

同1部レアル・マドリードと契約している久保は今季レンタルで同1部ビリャレアルに加入も出番を失うと、1月にヘタフェに移籍。ただ、再び出場機会に恵まれず、ベンチ要員となり、苦境に立たされている。スペインメディア「FICHAJES・NET」は「日本の選手はどこへ行っても輝かず、Rマドリードはすでに彼の短期的な将来について疑っている」と報じている。

しかも、久保と同世代の若手選手は早くもRマドリードで存在感を見せている。久保と同期で2019年入団のブラジル代表FWロドリゴ(20)は負傷していた時期がありながらも名門クラブで今季15試合に出場(先発5)した。18年入団のブラジル代表FWビニシウス(20)は27試合(先発15)で主力に定着。2人とも欧州ビッグクラブが獲得を狙っており、その移籍金も5000万ユーロ(約65億円)以上が確実視されている。

さらに年に入団したウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(22)も当初はレンタル移籍していたものの、今季はRマドリードで毎試合のようにベンチ入りを果たすなど、久保と同世代で〝ライバル〟と言われた若手選手たちはここ2、3年の間で着実に成長しており、大きな差がついてしまった。

久保はヘタフェでの現状から来季にRマドリードでプレーするのは絶望的な状況で、エリート街道からは完全に外れてしまったと言える。18日にはホームで〝本家〟Rマドリードと今季3度目の対戦を迎えるが、評価を覆すようなパフォーマンスを発揮できるだろうか。

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