連敗の鯉・佐々岡監督が佐藤輝の2ランと大瀬良抹消にボヤキ節

阪神・佐藤輝に2ランを浴びた広島・床田

1点も取れずに首位追撃シリーズに連敗となった。広島は15日、阪神に0―4で敗れた。

先発・床田寛樹投手(26)が虎の和製大砲2人に沈められた。初回に4番・大山に先制2ランを献上後、4回にはルーキー・佐藤輝に2試合連続となる2ランを浴び、4失点KO。相手先発は昨季4敗、今年もすでに1敗の天敵・秋山だっただけに、序盤の失点は致命傷となった。佐々岡真司監督(53)も「2本目がもったいなかった」とボヤキ節だ。

頼みの打線も相変わらずの低空飛行で、7回まで秋山から決定打を放てずゼロ行進を続けると、そのまま3試合連続の完封負け。31イニング連続無得点の打線に「長打も出ないし、なかなか連打も出ない」と朝山打撃コーチもこれまたボヤキ節だ。

愚痴しかでないどころか、試合前には今後にも暗雲が垂れ込めるアクシデントも発生した。

すでに2勝をあげているエース・大瀬良が試合前練習の走り込み際に、下半身のコンディション不良を発生させ、この日までに帰広。きょう15日に病院で診断を受ける予定も「痛いよ。開幕から調子がよかっただけにね。抹消になると思う」と佐々岡監督が試合後、登録抹消を明言した。

投打に精彩を欠いた甲子園で、首位・阪神相手に連敗で、貯金は底をつき、エースの離脱も決定。赤ヘルがシーズンで最初の正念場に立たされた。

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