【新日本】鷹木がオスプレイとの前哨戦で猛デモ「お前の首とIWGP世界ヘビーは俺がいただく」

鷹木(右)はオスプレイを強烈なラリアートで吹っ飛ばした

新日本プロレス5月4日福岡大会でIWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイ(27)に挑戦する鷹木信悟(38)が15日後楽園大会のタッグ前哨戦で完勝を収め、ベルト奪取に弾みをつけた。

鷹木はこの日、SANADA(33)と組んでオスプレイ、アーロン・ヘナーレ(28)組と激突した。オスプレイをブレーンバスターで投げつけると、ナックルとエルボーを発射。さらに龍魂ラリアートのフェイントからDDTを決めるなど、軽快な動きで好調をアピールした。

さらに終盤、ヘナーレに狙いを定めると一気に加速する。強烈なパンピングボンバーから左右のエルボーと打撃で追い詰めると、ヘナーレのStreets оf Rage(変型デスバレーボム)も回避。SANADAのスイング式ドラゴンスリーパーアシストを受け、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントを奪ってみせた。

試合後のリング上でマイクを握った鷹木はオスプレイに対し「お前とは4回目のシングルだ。とはいえ俺は近々(3月のNEW JAPAN CUP決勝戦)で負けてるからよ。言ってみれば俺は背水の陣だ。負けたらもう後はねえ(話が長すぎるため中略)。お前がどんな手段使おうと巻いてみせる。最後は刺し違えるつもりで、お前のその首と! IWGP世界ヘビーは! 俺がいただく」と宣戦布告。自身初の団体最高峰王座奪取に自信をのぞかせた。

滋養強壮剤を擬人化したかのごとく、元気ハツラツぶりは衰えることを知らない。バックステージでも鷹木は王者への口撃を続け「他のヤツらとはレベルが違う? なーにを今さら言ってるんだオスプレイ(話が長すぎて中略)。『世界最高のレスラーが俺だ』とか、そういうのは自分で言うんじゃねえんだよ。自分の評価は他者が決めるんだよ。やっぱり前王者・飯伏(幸太)が言った通り、オスプレイには足りないものがあるな。まだまだヤツは未熟だ。その弱点をとことん突いて、俺が福岡で叩き潰してやる」と闘志を燃やしていた。

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