被災した子どもたちへの支援訴え 大平洋明医師(宮崎大)

被災し心の不調を訴える子どもたちの診療に当たってきた大平洋明医師=宮崎市・宮崎大医学部付属病院

 熊本地震の「本震」から16日で5年となった。熊本県益城町で2回の最大震度7を観測した激震は、子どもたちの心にも暗い影を落とした。不眠に悩む児童や、思うように体を動かせなくなった中学生―。宮崎大医学部付属病院精神科助教の大平洋明医師(42)は、当時勤めていた益城病院の児童・思春期専門の精神科医として、心の不調を訴える子どもたちに向き合い続けてきた。

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