みんなが頼りにする降水確率

以前、気象庁が一般向けに行なった天気予報に関するアンケートによれば、天気予報の項目の中で、降水確率の重視度は90%近いという結果がでました。つまりは国民の9割近くの人が降水確率を重要視しているということになります。
それだけ頼りにされている降水確率予報ですが、歴史を遡ると、1980年の6月に東京で始まりました。
それから40年以上も使われている降水確率予報。
よく降水確率が0%だと雨が全く降らないと思われがちですが、そうではありません。
降水確率予報は1ミリ以上の雨を対象にしているため、これよりも少ない雨なら、雨に降られる可能性はゼロではないわけです。
きょうも午後は西日本や東日本では降水確率が30%前後という所が多くなっています。
まだ雨が降っていない所でも雨具を準備しておきたい天気です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:16日の天気予報。

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