五島と新上五島 ローソン初オープン 初日、買い物客でにぎわう

オープン初日に詰め掛けた買い物客=五島市、ローソン・ポプラ福江吉久木店

 コンビニ大手のローソンが15日、五島市と新上五島町に計3店舗オープンした。同社が長崎県内の離島地域に進出するのは初めて。初日は市民らが早速、人気商品を買い求めた。
 コンビニ中堅のポプラはローソンと資本・業務提携を結んでおり、ポプラから「ローソン」「ローソン・ポプラ」にブランド転換を進めている。両市町でポプラ7店舗を運営する小売業ドゥイング(同町)も3月から順次改装していた。
 新店舗では、女性を中心に人気のスイーツをはじめ、ローソンのブランド力を生かした商品を提供。情報端末「ロッピー」の導入で各種チケットや、政府の飲食支援事業「Go To イート」の食事券の発行もできるようになった。

 今回オープンしたのは、福江吉久木店と福江富江店、上五島有川店。他の4店と、同町の新設店を合わせた5店は6月中に営業を開始。同社はあと2店増やし、計10店を計画している。
 福江吉久木店は開店前から約80人が列をつくり、人気の「からあげクン」や「プレミアムロールケーキ」などを購入した。諫早市から島内に引っ越したパートの女性(37)は「ローソンの商品が買えるようになり、買い物の選択肢が広がる」と話した。
 ドゥイングの道津一政専務は「新しいサービスを提供し、島民の利便性を高めたい」と話した。


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