車いすラグビー仲里、指定強化外れる パラ5大会連続出場厳しく

 車いすラグビーで東京パラリンピック出場を目指していた仲里進(アディダスジャパン)が15日、自身のフェイスブックで日本代表の強化指定選手から外れたと報告した。東京パラ代表選出は厳しい状況となる。2004年のアテネ大会から連続出場し、県勢初の5大会連続出場を目指していた。

 仲里は03年から18年間にわたり強化指定選手として活動。3月20、21の両日、代表強化を目的に候補同士が対戦したジャパンパラ大会(千葉県)に招集されたが、出場時間は2試合で5分弱にとどまっていた。4月以降の強化指定から外れたことを伝えられたという。

 目標としていた東京パラでの金メダル獲得は果たせなかったが「夢は代表メンバーや後輩に託します。金メダルを取れるよう応援してます」とエール。代表関係者や監督と選手を兼任する沖縄ハリケーンズの仲間たちに感謝をつづった。

 今後については、日本選手権6度目の優勝や、3年後のパリ大会を目指す可能性にも触れた上で「私の『沖縄から日本一、そして世界へ』という旅路は終わるかもしれないけど、まだ答えは出せていません。時期がきたらまたご報告します」と記した。

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