マルク・マルケス、レース復帰の心境は「緊張しているけど楽しみ。何もこだわるつもりはない」/MotoGP第3戦ポルトガルGP

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 4月15日、MotoGP第3戦ポルトガルGPの開催地であるアルガルベ・インターナショナル・サーキットで、久々にプレスカンファレンスに出席したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は報道陣からの質問に答え、復帰への心境を語った。

マルケス:みんなと一緒にここに戻ってくることができて本当に嬉しいよ。9カ月間、本当に大変だった。明日からは、MotoGPマシンに乗るという、僕のリハビリにとって最も重要なステップを踏むことになる。緊張しているのは事実で、いつもとは違って胃の中に蝶がいるよう(不安)な気持ちだ。でも、FP1が終わればそれもなくなり、再びバイクに乗って楽しむことができるだろう。

今日はチームのみんなに会ってきて、スペインのスタッフと同じように、日本のスタッフにも会ってきたけど、彼らはとてもやる気に満ちていたよ。そしてすぐに、今週末には目標がないことを忘れないでくれと言ったんだ。FP1から(以前と)同じマルクではないし時間が必要だ。僕のリハビリには肉体的なものと精神的なもののふたつがある。今はその途中だけど、ここに来られて本当に嬉しいし、バイクに乗るのが楽しみだ。

──傍観者としての立場はどうでしたか?

マルケス:特に最初の頃は本当に不思議な感じだったが、そのうちもう普通になっていて、ただのファンとしてテレビで見て楽しんでいたよ。カタールの第1戦と第2戦に出場しないことを決めるのは大変だった。準備はできていたけど、100%ではなかったので、医師に止められたんだ。僕はそのアドバイスに従った。

しかし、9カ月間は辛かった。また乗れるかどうかだけでなく、普通の腕になるのかどうかも疑問だった。でも、僕は楽観的だったし、周りの人たちのおかげでモチベーションを保つことができた。そして僕たちには、再びMotoGPマシンに乗るという目標がある。

──精神的に最も辛かった時期はいつですか?

マルケス:おそらく、2度目の手術から3カ月が経過した10~11月頃が辛かった。何かが機能していなかった。数週間リハビリに励んでも、休息を取っても、何をしても何かが良くないと感じた。何かがおかしいから手術を決断した。医師たちも助言してくれた。何が起こっているのか正確に分からなかったから辛かった。自宅でペットボトルを掴むことが大変だったよ。自分に代償を払った。3度目の手術を受けた数日間は厳しかったけど、最終的に全てが過ぎたことだ。

プレスカンファレンスに出席したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/MotoGP第3戦ポルトガルGP

──金曜日のコンディションはまちまちです。

マルケス:久しぶりに雨の中でMotoGPマシンを走らせるのは、あまり好きではないね。でも、ここにいるのは、どんな状況でも走る準備ができているからだから、もし雨が降っても走るよ。1カ月前にプライベートテストをしたが、それが最後にバイクに乗った時だった。

先週の月曜日にはフラットトラックのバイクに乗ったが、ちゃんとしたバイクに乗ったのは1カ月前のここが最後だ。サーキットは素晴らしく、いい感じだった。彼らは自信に満ち溢れているが、僕は今のところ自信は高くない。僕は今、状況が違うから、一歩一歩進んでいくよ。サーキットや時間は関係ない。今が僕のプレシーズンであり、ホンダに乗ることを楽しみにしているよ。

──最初の転倒は早ければ早いほどいいですか?

マルケス:理論的には転倒する。それが先のことになればいい。転倒に関しては、医師と話題にしたことのひとつだ。バイクに戻るとき、腕は転倒の準備ができていなければいけない。リスクを冒すし転倒する。身体は転倒に備えて準備が整っていなければいけない。転んだ後、立ち上がり、バイクにもう一度乗ることが重要だ。これはレースの一部だし最も心配していることは、最初の転倒ではなく、思い通りに走ることができるかということだね。

──ポイントリーダー(ヨハン・ザルコ)とのギャップは40ポイントです。

マルケス:ポイントに関しては心配もしないし、こだわらない。ポイントに注目すると意識してしてしまうのは当然だけど、何もこだわるつもりはない。それは僕の戦いではないしメインターゲットでもない。最初の目標が達成されたら、タイトルという大きな目標を考えことができるだろう。