巨人のW新助っ人がそろって初安打 テームズは報道陣の危機も救った!?

巨人の新助っ人(左から)テームズとスモーク

国内初実戦からアピールだ! 巨人の新助っ人、ジャスティン・スモーク内野手(34)とエリック・テームズ外野手(34)が、16日に行われたイースタン・リーグの楽天戦(ジャイアンツ球場)で実戦デビュー。スモークが「4番・一塁」、テームズが「3番・左翼」でそれぞれ先発出場すると、ともに安打を放った。

スモークは初回無死満塁で迎えた1打席目で、塩見の4球目、137キロの変化球を捉えると、やや詰まった当たりになりながらも右前へ2点適時打。「当たりは悪かったけど、安打になってよかったです」とコメントすると、続く2回の2打席目でも左前打を放つなど、この日は3打数2安打2打点と結果を残した。

一方のテームズも3打数1安打とアピール。「ファンの皆さんの前でプレーできてよかった。やはり無観客とは違うので」と、充実した表情で語った。

期待のW助っ人がそろって活躍。早期の一軍昇格が待たれるが、この日視察に訪れた元木ヘッドコーチは「9回フルで全力でやれるようになってからかな、と思います。(ほかには)試合勘ですね。走塁だったり、打つほうだったり、そういう試合勘だったりが大事になってくる。どんどん試合に出てってほしいなと思ってます」と、まずは実戦を通じて本来の感覚を取り戻すことを求めた。

ちなみにこの日、こんなハプニングも。グラウンド方向に背を向けて取材していた報道陣へ、突如ファールボールが飛来。いち早く気付いたテームズが身振り手振りで危険性を伝えると、記者たちはすんでのところで打球直撃を回避した。危機一髪の出来事に、テームズも「ウォ~ウ! イエア~!」と笑顔を見せながら拍手すると、隣にいたスモークはなぜか爆笑しながら事のてん末を見届け、現場は明るい雰囲気に包まれた。

コロナ禍による2週間の隔離期間を経ながらも、初実戦から結果を残し緊張もほぐれた様子の両助っ人。一軍での活躍に期待がさらに高まる。

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