韓国ハンファ、167億円規模のグリーンボンド発行...米欧などでの太陽光事業拡大へ

韓国企業であるハンファソリューションが10億(約167億円)規模の人民元債券発行に成功した。エネルギー分野への投資に拍車をかける。

ハンファソリューションは、前日に香港市場で3年物社債の投資家募集を始め、当日発行に成功した。注文が集中し、当初提示した金利に比べ0.25%ポイント低い年3%で債券を発行した。

アジア開発銀行(ADB)傘下の信用保証投資機構(CGIF)の保証により債券格付けを補強して、S&Pから信用格付けAA0を受けた。 ESG(環境・社会・ガバナンス)債権の一種であるグリーンボンドで発行した。ハンファソリューションは最近、太陽光やグリーン水素など、環境型エネルギー分野で大規模な投資を続けている。

先立ってハンファソリューションは、投資財源を調達するために、先月、1兆3460億ウォン(約1315億円)規模の有償増資を行った。新株発行により得た資金は、すべて太陽光発電技術・製品の開発、水素製造・貯蔵・流通設備の構築などに使用される。

太陽光分野では、ペロブスカイトなどの次世代太陽電池材料の研究•開発(R&D)投資を拡大し、米国•欧州など収益性が良い市場において、太陽光発電所を開発、建設、売却する発電プロジェクトへの投資も継続的に行う予定だ。

最近、韓国の企業評価機関である「韓国企業評価」と「ナイス信用評価」は、ハンファソリューションの長期信用格付けである「AA-」の見通しを、従来の「否定的」から「安定的」に引き上げた。太陽光とケミカル事業の業績改善と有償増資を通じた財務構造の改善が主な要因として挙げられた。

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