【新型コロナ】16日の神奈川県所管域 42人感染、変異株で初のクラスター確認

神奈川県庁

 新型コロナウイルスを巡り、神奈川県は16日、県所管域で新たに10歳未満~80代の男女42人の感染が確認されたと発表した。いずれも軽症か無症状で、21人が感染経路不明だった。

 年代別では、40代が9人、50代が8人、20代と30代が各6人、60代が5人、10歳未満が3人、10代と70代が各2人、80代が1人。

 クラスター(感染者集団)が発生している小田原保健福祉事務所管内の社会福祉施設では、3人の感染が新たに判明した。この施設の感染者数は計52人になった。

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 県は16日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、10歳未満~90代の男女30人が変異株に感染していたと発表した。1日当たりの発表人数では最多。いずれも海外滞在歴はなく、株の種類は調査中。

 このうち、70代~90代の男女12人は同じ施設の関係者で、県は変異株でのクラスターが発生したとしている。県内での変異株のクラスター確認は初めて。この施設に関わる変異株感染者は計20人に上るという。

 県内の変異株感染者は計210人となった。

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