【東建ホームメイトカップ】2差3位浮上のアマ中島啓太 首位・金谷拓実とのV争い熱望

ゴルフの国内男子ツアー2021年初戦となる「東建ホームメイトカップ」2日目(16日、三重・東建多度CC名古屋=パー71)は65で回った金谷拓実(22)が通算10アンダーで1打差の首位に浮上した。アマチュアの中島啓太(20=日体大)が1イーグル、6バーディー、1ボギーと1ダブルボギーの66で回り、通算8アンダーの3位。石川遼(29=CASIO)は73でこの日もスコアを落とし、通算5オーバーの120位で予選落ちとなった。

なお、金庚泰(34=韓国)が新型コロナウイルス陽性と判定されたため、大会は3日目が中止となり、18日の最終日についてはあらためて判断する。

中島はインスタートのこの日は11番パー4で8メートルを3パットさせてダブルボギー。12番から17番で3バーディーを奪うも、18番でボギーと出入りの激しいゴルフでパープレー。「ちょっと力が入る感じで、左へのミスが多かった」と振り返るのが、後半は別人になった。

2番パー4でラフからの残り109ヤードを、54度のウェッジで「OK」に付けるバーディーを奪うと、4番パー5ではラフからのアプローチを寄せてバーディー。そして5番パー4では、残り105ヤードを54度のウェッジでカップインさせてイーグルを奪う。本人も「キャリーはカップの40センチぐらい手前で、距離感も良かった。完璧なラインで入りました」と振り返る会心のショットだった。

2日目の首位は「今までたくさん背中を見て僕も成長してきたと思う」と尊敬の念を抱く金谷。3日目が中止となり、このまま最終日が行われれば最終組で回ることになる。

今年の目標をレギュラーツアー優勝と、アジアアマ優勝でマスターズに行くこと」と掲げる。そのひとつ目を今年の初戦でいきなり実現させる可能性が出てきた。

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