無理してない? 「うわべだけ優しい人」の特徴4つ

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ミスを許してくれたり、困っている時に手を差し伸べてくれたりするような優しい人に、誰しも憧れるもの。

とはいえ、どうすれば優しい人になれるのか、いまいちよく分からないですよね。うわべだけの優しさでは、かえって好感度を下げてしまう可能性もあるでしょう。

そこで今回は、本当に優しい人に共通する特徴を解説していきます。

■本当に優しい人の特徴とは?

人それぞれ性格に違いはあるものの、「あの人っていつも優しいよね」と言われる人達には共通点があります。

まずは、優しい人にはどんな特徴があるのか分析してみましょう。

◇(1)相手の気持ちを考えた上で行動する

本当に優しい人は、どういう言葉をかけたら相手がうれしいと感じるのか、どういうことをしたら喜んでくれるのかを常に考えながら行動しています。

誰かが落ち込んでいる時には、少しでも気持ちが楽になるような言葉や行動を、自信をなくしている人がいたならば励ましの言葉を、ベストなタイミングで働きかけてくれます。

ここで大切なのは、相手の気持ちを尊重した上で行動すること。

「良かれと思って言ってくれたんだろうけど、なんだかモヤモヤする……」と感じたことはありませんか?それは「こうすれば優しいと人と思ってもらえるはず」というような、自分よがりな考えの上で起こした言葉や行動が原因となっている可能性があります。

相手の気持ちを無視してしまうと、押し付けになり、かえって迷惑になってしまうことも。いつ、どのような時に、どんなことをすれば相手の助けになるか、よく考えた上で行動できるのが、本当に優しい人です。

◇(2)他人のミスを許せる

待ち合わせに遅刻してしまったり、仕事でミスをしてしまったり、生きていれば人間誰しも小さな失敗してしまうもの。心が優しい人は、そのような他人のミスに目くじらをたてず、「大丈夫だよ」と快く許してくれます。

なぜ許せるのだろうと疑問に思う人もいるでしょう。

理由は、心の余裕がまず挙げられます。気持ちに余裕がないと、何か問題があるたびに感情が激しく揺さぶられ、すぐにイライラしてしまいます。

一方で優しい人は心が穏やかな状態にあることが多く、ちょっとやそっとのことでは怒らないので、相手のミスを快く許せるのです。

もう1つの理由は、その人自身にも同じような失敗経験があるパターンです。

ミスをしてしまった時の罪悪感や落ち込む気持ちを知っているので、追い討ちをかけるようなことはしません。代わりに、気持ちが軽くなるような言葉をかけてくれるのが、本当に優しい人です。

◇(3)相手のことを思って意見を言う

相手の意見を肯定したり、共感したりすることが優しさと思ってしまいがちですが、場合によってはそうとも限りません。

本当に優しい人は、重要な場面では反対意見を述べることもあります。

誰かから相談や報告を受けた時、相手が後悔してしまうかもしれないと思ったら適切なアドバイスとして、時には反対や否定もします。また、良くない行動をとっている相手に対しても、誠実に注意をしてくれます。

注意したり反対したりする時も、世間一般で言われている「良いor悪い」だけを判断軸にするのではなく、相手のためを思って意見を述べられるのが本当に優しい人です。

誰かに厳しい意見を伝えるのは、当事者も心が痛むのです。にも関わらず、伝えるべきことを口にしてくれる人の優しさには気づきたいものですね。

◇(4)損得勘定で考えない

誰かが困っている時、助けが必要な時にためらわずに手を差し伸べてくれるのも、本当に優しい人の特徴です。

その際、自分にとってメリットがあるかどうかは関係ありません。

例えば、仕事でトラブルが発生した時に「自分には関係ないから」「自分の時間を使って手伝っても損をするだけ」と考え、見て見ぬ振りをしてしまう人もいますよね。

このような場面で、優しい人は、自分の都合よりも相手のことを優先して「自分が助けになれるなら」と手を貸してくれるのです。

中には、誰かの助けになりたいと行動した結果、自分を犠牲にしててしまう人もいるでしょう。そんな姿を見ると、思わず助けてあげたくなりますよね。

このように、損得勘定そっちのけで誰かに手を差し伸べる姿は、優しさの連鎖を生んでいくはずです。

■逆に怖い!うわべだけ優しい人の特徴と見分け方

「優しいな」と思った人が、実はうわべだけの優しさの持ち主だったと知ったら、何だか裏切られた気持ちになりますよね。

そんな思いをしないために、本当に優しい人と、計算で優しくしている人を見分けられるようにしておきましょう。

ここでは、その見分け方のポイントをまとめていきます。

◇(1)思ってもいないのに優しい言葉をかける

優しい人と思われたい、気に入られたいという思いが強すぎて、本当は思っていないのに無理をして優しい言葉をかけようとする人もいます。

普段はあまり優しい言葉をかけるタイプではないのに、急にそんな言葉を発する人には、もしかすると裏があるかもしれません。

その優しさが言葉だけではなく、行動としても表れているかチェックをしましょう。

ただし、シャイな性格で、勇気を出して声をかけてくれた可能性もあります。相手をよく観察して見極められるといいですね。

◇(2)メリットがないと分かると見捨てる

自分の立場を有利にするために、優しい言動をする人にも要注意です。

そのような人は自分にとってメリットがないと分かると、最後には対象を見捨てる可能性があります。

仕事で成功するためや、恋愛で気になる相手と近づくために優しくする人は、結果が得られないと判断した途端、離れていくかもしれません。

最初は積極的に親切にしてくれていたのに、突然さっと引いていく人がいたら要注意。必要以上に関わると、自分が傷ついてしまう可能性もあります。程良い距離感で付き合っていく方がいいかもしれません。

◇(3)嫌われたくないから優しい行動をする

自分が嫌われないためにとる優しい言動は、うわべだけの優しさである可能性も。

特に、集団行動が苦手な人や、自己肯定感が低い人に多く見られる特徴です。そのような人は、自分を守るために他人に優しくしているだけなので、本当に優しいとは言い切れません。「優しい人だよね」「良い人だよね」という評価を得るための言動です。

本当に優しい人ならば、自分を守るために優しくするのではなく、相手のことを思って優しくします。やはり、ここに損得勘定があるかないかがポイントです。

周りに嫌われるのは怖いことです。この言動には仕方ない部分もありますが、うわべだけの優しさだと分かると、最後に人は離れていってしまうでしょう。

◇(4)考えずに全て肯定する

間違った行動や判断をしている人に対して、何でも肯定してしまうのは、本当の優しさではないでしょう。

相手を否定しなければその場は平和に収まりますが、それは居心地の良さを求める自分のためであり、結局のところ相手のためではありません。

職場の後輩が重大なミスをしても叱らない、恋人が間違ったことをしても注意しない、友人が悪いことをしているのにただ共感する、といった行動はうわべだけの優しさです。

注意したり叱ったりするのは勇気がいること。考えずに何でも肯定する行動よりも、優しさにあふれています。

■本当に優しい人になる方法

できるならば、うわべだけの優しい人ではなく、本当に優しい人を目指したいですよね。では、具体的にどんなことに気をつければいいのでしょうか。

変わりたいと思ったなら、次の言動を心がけてみましょう。

◇(1)偏見を持たない

人と接する時、「この人はこういう人だから」と決めつけてしまわず、偏見なしに相手を知ろうとすることが大切です。

偏見を持ってしまうと、先入観で相手のことを決めつけた接し方をしてしまいます。フラットに相手を受け入れられなくなってしまうのです。

相手の本質が分かれば、自ずと本当に求めていることも分かってくるはず。相手にとって最適なタイミングで、かつ一番好ましい手助けができるようになるでしょう。

◇(2)相手の気持ちや意見をまずは受け入れる

価値観や性格は十人十色なので、時にはぶつかってしまうこともありますよね。

そんな時は、まず相手の気持ちや意見を受け入れることが重要です。相手の話を聞かずに反論してしまうのはNG。相手を傷つけてしまうことがあります。

それに、自分が常に正しいとも限りません。したがって、まずは意見を受け入れて、話し合いができるよう心に余裕を持ちましょう。

注意したり、叱ったりする場合でも、ひとまず相手の思いを受け入れた上で意見を述べる方が、思いやりのある言葉を伝えられるはずです。

◇(3)感謝の気持ちを忘れない

スムーズな人間関係を築くためには、感謝の気持ちが欠かせません。何か特別なことをしなくても、相手に「ありがとう」と言えるだけで、十分優しさが伝わります。

誰かに傷つけられたとしても、「自分には必要な経験だった。ありがとう」と思えれば、真の優しい人へと近づけるはずです。

◇(4)時には見守る

仕事や恋愛において、誰かがうまくいっていないのを見かけると、ついつい口を挟みたくなりますよね。しかし、正しいやり方を教えることが相手の成長につながるとは限らず、1人で悩み考える時間が、相手にとって大切なこともあります。

特に後輩や兄弟姉妹、年下の友達にはアドバイスしたり、構ってあげたくなったりするものですが、時には黙って見守ってあげることも本当の優しさです。

その手助けが、相手にとって必要なものか。じっくり考える時間も持ちましょう。

■まずはできることから意識してみよう

人と接している限り、怒ったり悲しんだりするのが人間です。どんなに心の広い人でも、優しくできない時もあります。

しかし、少しづつでも相手を想いやった言動が増えれば、優しい人へと近づけるはず。

そんな自分のことを、好きになることもできるでしょう。できることからでいいので、意識してみてくださいね。

(上色ゆるり)

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