国内で4カ所しか自生が確認されていないトビカズラが、長崎県佐世保市鹿子前町の長尾半島公園で見ごろを迎えた。つややかな、濃い紫色の花がブドウの房のように咲き誇り、訪れた人の目を楽しませている。来週いっぱいまで楽しめそう。
九十九島ビジターセンターによると、中国原産でマメ科の常緑ツル性植物。2000年9月に、北九十九島のトコイ島で国内2例目の自生が確認された。同公園には07年、九十九島の自然を紹介しようと、人工授粉して育てた4株を植えた。
宮本博文センター長は「本来は島に行かないと見ることができない花がここでは見ることができる。非常に珍しいので、足を運んでもらえたら」と話している。
つややか トビカズラ見ごろ 佐世保・長尾半島公園
- Published
- 2021/04/16 23:44 (JST)
- Updated
- 2021/04/18 00:03 (JST)
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