神奈川県は16日、県内産の農産物を対象に実施している放射性物質検査について、農業振興課の20代男性職員(3月末に退職)が2020年度の検査結果をねつ造してホームページ(HP)などに公表していたと発表した。
県によると、20年度の検査結果を公表した37検体のうち、ミカンやキャベツ、飲用茶など9検体について、検査を実施していないにもかかわらず、男性職員が架空の検査結果を作成。20年11月以降、県のHPで公表していたほか、厚生労働省のHPにも掲載されていた。
架空の検査結果は食品衛生法上の基準値内だった。